夏休み期間中に夜更かし癖がついてしまったお子さんがそのまま2学期を迎えると、起床は登校間際となって、朝食を満足に食べられない。その結果、午前中の授業を集中して聞くことができない、ということになるかもしれません。
夏休みボケの子どもに一言、どう伝える?
「夏休みボケ」が抜けないお子さんの生活リズムを元に戻すために悪戦苦闘されているお母様も多いのではないでしょうか。正しい小言なら、きちんとした躾となりますが、あまり言い過ぎると子どもは聞き流しますので、効果は少ないかもしれません。そんなときは、お父様がさりげなく「お母さんの言っていることは正しいんだよ」と後方支援をするのが効果的。そのうえで、夏休みを振り返って、宿題をきちんとやった、お手伝いをちゃんとした、など誉める内容は何でもいい。出来るようになったことを褒めてあげながら、お子さんと2学期の目標を話し合いましょう。
2学期の学習難度アップにどう対応する?
親が興味を持っているもの、一緒に取り組んでくんでくれることが嬉しいはず
しかし、苦手教科の勉強ばかりさせると、ますますその教科が嫌いになるという逆効果になりがちです。例えるなら、野菜が苦手なお子さんに野菜ばかり与えるようなもの。食事自体が嫌いになってしまうことは明白です。
まずは好きな教科で自信をつけさせて、お子さんのやる気が出てきたら、苦手な教科を基礎から勉強させるのが効果的。お子さんの学年や学力、中学受験をするかどうかによっても異なりますが、学校の教科書の内容をある程度理解できるのであれば、苦手な教科を克服するよりも、得意教科を伸ばす方が、お子さんの学力・学習意欲は向上します。
また、保護者の取り組みによって苦手教科でも楽しく勉強させることができます。私が小学低学年の頃に、計算が苦手だった私に、父が毎日計算問題をつくってくれました。今から思うと、私の計算力の少し上という絶妙のレベルでした。お父さんと一緒に遊んでいるという感覚で勉強に取り組むことができて、高学年の頃には算数が得意教科になりました。