学習・勉強法/小学生の勉強方法・学習習慣

2学期のペースをつかむ(2ページ目)

子供にとって長く楽しかった夏休みも終わり2学期がスタート。「夏休みボケ」が抜けないお子さんの生活リズムを元に戻すための躾は? スムーズに2学期のペースをつかむために出来るようになったことを褒めてあげながら、お子さんと2学期の目標を話し合いましょう。

籔 孝昭

執筆者:籔 孝昭

学習・受験ガイド

新聞を読む子は学力が高い!?

お子さんの学力を無理なく伸ばす方法の一つに「親子で新聞を読むこと」があります。

経済協力開発機構(OECD)が行っている国際的な学習到達度に関する「PISA調査」(2000年)によると、新聞を読む頻度と学力に相関関係があることが分かります。新聞を読む頻度を「週に数回」と回答した人の得点が534点で最も高く、頻度が下がると得点も下がり「まったくか、ほとんどない」は489点でした。

新聞を読めば、知識や語彙が増えるのはもちろん、論理的な読解力を養えます。お子さんに新聞を読ませるためには、まず親自身が新聞を読み、夫婦でその感想を話し合うのがおすすめ。親の姿を眺めているうちに、お子さんも自然と新聞に興味を持つでしょう。

過度の期待が子どもの可能性を潰す

しかし、お子さんが新聞に興味を持ち始めたからといって、過度の期待は禁物。親はどうしても政治・経済面などを読んでほしいと思いがちですが、まずはお子さんが興味を持った面から読ませてあげてください。最初はスポーツ欄や天気予報だけであっても、いずれほかの面も読むようになります。

そしてお子さんが政治や経済面を読めるようになったら、世間の関心が高いニュースなどについて、お子さんに「このニュースどう思う」と質問してあげてください。

世間の関心が高いニュースは数日間継続して掲載されますので、お子さんの答えが間違っていたとしても頭ごなしに否定せずに、「違う考え方もあるかもしれないから明日もう一回考えてみようね」と、もう一度考えてみる機会をつくってあげてください。一つのテーマを何回も考えることで、お子さんの考える力は向上していくでしょう。

お子さんの学力の土台をつくる新聞活用。2学期から親子で取り組んでみてはいかがでしょうか。
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