美しく使いやすい紙面
スケジュール紙面の構成としては、まず年間カレンダー、次に月間カレンダーそして、俗に「レフト式」と呼ばれる曜日が左にあるウィークリーページという流れになっている。そのいずれもが5ミリ方眼がベースになっていて、三種類のスケジュール欄が美しくレイアウトされている。使用している紙はレイドプリンティングというもので、そこにグレー1色だけで印刷されている。休日は、そのグレーのアミかけだけで表現している。一般には、赤など違う色を使うものだが、このグレーだけでも十分判別できる。
MUCUらしさは、カバーだけでなく、紙面にも貫かれている
1年間使ったら…
さて冒頭でご紹介したレザーカバーを末永く使うという点についてご紹介しよう。実は、K-DESIGN WORKS では「リプレイスメント サービス」というものを行っている。これは K-DESIGN WORKS に使い終わったスケジュール帳を送ると、カバーは活かして翌年の2013年のスケジュール紙面に入れ替えて再び送り返してくれるという何とも嬉しいサービスだ。この「リプレイスメント サービス」には、二通りのものが用意されている。巻末には、「リプレイスメント サービス」の詳細情報がある
もう一つの「サービス B 」では1年間使ったスケジュール帳をカットなどせずにそのまま送ると2013年版に入れ替えてくれるのに加え、2012年版を保管用に別装丁して合計2冊で返送してくれるというものだ。過去の手帳はあとで読み返す楽しみがある。こうして別装丁してくれるのは1年間使ったご褒美のようで、きっと嬉しいに違いない。こちらの「サービス B 」は2400円。
この「リプレイスメント サービス」は、以前よりレザーカバーのノートタイプで行っていた。それをご利用されていたお客様からダイアリーでもぜひ行って欲しいという要望があり、今回、手帳タイプでも開始することになった。
レザーカバーの手帳というとシステム手帳だったり、またはノートカバーといったものがそのほとんどだった。リング綴じで末永く使えるのは、これまでにない魅力だ。使い込んだカバーに錫引きのダブルリングというコンビネーション。錫引き加工は、使い込むほどに黒ずんでいくので、しだいにレザーカバーの風合いに追いついてくるそうだ。
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