伝統芸能やアートに触れるウブドの休日
ウブドでの滞在で欠かせないのは、連夜どこかしらで催されている伝統舞踊の鑑賞。代表的な演目としては、三人の女性が優雅に舞う宮廷舞踊のレゴン・クラトン、聖獣バロンと魔女ランダの終わらぬ戦いのバロンダンス、そして日本のCMでもモチーフになっている「チャッチャッチャッ、ケチャケチャ」とサル集団が叫ぶケチャ・ダンスなど。ウブド王宮やプリアタン王宮など、村の数ヵ所でそれぞれ異なる演目が開催されています。リゾートやインフォメーションセンターに、演目とその開催場所のリストが用意されているので、チェックするといいでしょう。演目の内容もさることながら、それを演じるグループに着眼してチョイスするのも一案。海外公演も行っているグヌン・サリや、ウブド王宮を拠点とするビナ・ルマジャ(舞台が星空の下です!)などが、人気の高いグループです。
ガムランの幾千もの鈴を打ち鳴らしたような金属音がループする中、金糸銀糸がきらめく衣装をまとった踊り手の姿を見ているうちに、幻想的な世界へと迷い込んだような錯覚を覚えることでしょう。
また、芸術の村ウブドでは美術館めぐりも、大きなお楽しみ。カマサン、推移期、ウブド、バトゥアンなど絵画のスタイルを網羅し、影響を受けた外国人アーティストや現代の作家の作品も鑑賞できる「ネカ美術館」。絵画蒐集家のアグン・ライさんのコレクションを展示し、チャナン作りなど伝統的な文化を体験することもできるアート・コンプレックスの「アルマ」など、どれも見ごたえがあります。
こだわりの手作りの品は自分土産に
市場ではお土産まとめ買いも
マーケットではディスカウント交渉を忘れずに(C)ガルーダ・オリエント・ホリデーズ
一方、ウブド王宮近くのマーケットは玉石混交な雑貨パラダイス。アタ(つる草)のかごやインセンス、プリントのバティックなど、手ごろな商品や王道のお土産が並んでいます。