バリ島の渓谷リゾート、ウブド
バリ島の内陸部に位置するウブドは渓谷が走る森に抱かれた、伝統芸能とアートの村。そのどこかスピリチュアルな“気”に引き寄せられて、1930年代にはウォルター・シュピースやボネットなどの西欧の芸術家たち、そして現代も多くのアーティスト達が、この地へ訪れています。華やいだ南部リゾートの雰囲気とはひと違った趣のウブド。近年は、南部リゾートとセットにしたツアーもポピュラーになっています。
中心地の“ヘソ”はウブド王宮。
国際空港やクタなどの南部リゾートから車で約1時間、緑深い渓谷に築かれた町ウブド。ウブド中心地の基点となるのは、ウブド王宮。ウブド王宮前を東西に走るラヤ・ウブド通り、南下するモンキーフォレスト通り、そしてモンキーフォレスト通りと平行してやや東を走るハヌマン通り、この3本の通りを基準にすると、町歩きがわかりやすいでしょう。ウブドには流しのタクシーが走っていないので、中心地を回るならレンタル自転車がおすすめです。この3本の通り沿いにはブティックや土産物ショップが軒を連ねているので、一軒ずつ立ち寄りながら歩いて回るのも楽しいでしょう。渓谷沿いには豪華リゾートが
中心部から村全体に視野を広げてみると、アユン川やプタヌ川、そしてウォス川などいく筋もの渓流が北から南へ走っています。深く切り込んだ渓流の壁をヤシや熱帯の木々などの緑が覆い、涼やかな水音を立てて清流が走る眺めは、心が洗われるよう。そのせいか、渓谷沿いの高台には美しい眺めを自慢とするフォーシーズンズ サヤンやアマンダリなど豪華リゾートが点在しています。中心部のこぢんまりとした宿泊施設で町遊びを楽しむか、もしくは渓谷沿いのリゾートで自然に包まれた滞在を楽しむか(中心部への送迎もあります)、大きくは2つの滞在法に分かれると考えていいでしょう。