他に類を見ない骨太なモロッコ料理店が誕生
タジン鍋人気が後押ししているのか、モロッコ料理に興味を抱く人が増えている。そんな潮流から、日本ではモロッコ料理店がぽつりぽつりとオープンしているのだが、2011年8月13日にも1軒、他に類を見ない骨太なモロッコ料理店が誕生した。モロッコの打楽器を店名にもつ
「tam tamタムタム」である。
濃厚ななかにもフルーツの甘みとレモンコンフィの爽やかさが光る「鶏肉とレモンのタジン」
西荻窪駅南口から、線路沿いを吉祥寺方面に歩くこと5分。左手に大きな星が描かれた真っ赤な旗が目に入る。ドーム型に幾何学的要素を取り入れたエントランス。薄明りのなかでは気づかないかもしれないが、看板は、思わず顔の筋肉が緩んでしまうような手作り感たっぷりの品。店を前にし、モロッコに対する敬愛心と手作り感がひしひしと伝わってきたせいか、この時点でワタシの胃はモロッコ料理を待ちきれない様子で、キュンと引き締まった。
手作り感あふれるアットホームな空間
モロッコの定番! トマトベースの具沢山スープ「ハリラ」。
店内は、モロッコの布をアクセントに使ったカウンター8席に、4人掛けのテーブルがふたつと2人掛けのテーブルがひとつの、アットホームな空間。壁にはモロッカンランプや墨で描かれたアラビア語が飾られ、これまた手作り感たっぷり。エントランスと相違ない雰囲気に、思わずほっとする。