ヴァンドーム広場のシンボル的存在! ホテル・リッツ・パリ
カルティエやモーブッサン、ショーメなど有名宝飾店が並ぶパリ・ヴァンドーム広場。もともとはルイ14世のために作られ、中心にはナポレオン像を頂上とする大砲の柱がそびえ立つ歴史ある場所であり、パリで最も華やかな広場といわれています。オペラ座やルーブル美術館、コンコルド広場へは全て徒歩圏内という抜群の立地条件。この地に1898年、実業家セザール・リッツ氏が創業したのがホテル・リッツ・パリ。一つ星レストランや名門料理学校も併設する豪華な5つ星ホテルです。豪華な顧客リスト
リッツはヨーロッパをはじめとした世界中からの国賓級顧客を迎えるホテルとしても知られています。世界的ファッションデザイナー、ココ・シャネルは30年もの間ここリッツを住まいとしていました。その他マレーネ・ディートリッヒやチャーリー・チャップリンなどの映画スターや、プルースト、サルトル、ボーヴォワールなど名だたる作家たちの定宿にもなっていました。
オードリー・ヘプバーン主演の映画「昼下がりの情事」はリッツを舞台にしたものですし、ダイアナ元皇太子妃とドディ・アルファイド氏が事故死する直前に泊まっていたのもこのホテルでした。
クラシカルで豪華な客室
クラシカルで品のあるインテリアの客室は、ゆったりとしたスペースが確保され、シックであったり、華やかであったりとそれぞれ独特の雰囲気を持っています。定期的に部屋のリニューアルが行われており、家具や飾られる美術品は専門家の手により常に手入れされているという徹底ぶり。まるで小さな美術館に泊まっているかのようで、一部は歴史的建造物にも指定されています。スイートルームからはヴァンドーム広場をはじめ、エッフェル塔やサクレクール寺院などパリの名所も見渡せることができます。
一番上のカテゴリー、プレスティージ・スイートの客室であるインペリアルは、絶対王政時代の国王の寝室かと思う程きらびやかで豪華。部屋の美術品や家具をじっくり見るだけでも時間が過ぎてしまいそうです。