厳選!行くべきフランス料理レストラン

 
レストラン
何はともあれ、フレンチを味わわなくては始まらない© Paris Tourist Office - Photographe : Marc Bertrand
グルメの都パリでは、フレンチと一言で言えど、カジュアルなお店から有名シェフが腕を振るうガストロノミックな名店まで、幅広いジャンルのレストランが星の数ほど揃います。

クレープやガレットが食べられるクレープリー、ランチとディナーの間に休憩を設けずノンストップ営業で一皿でも満足できる食堂(ブイヨン)やカフェ、フランスの伝統的な定番料理が食べられるビストロ、そしてビストロより洗練されていてお値段的にもランクが上なのがレストラン。

カフェは昼12時から深夜0時過ぎまでノンストップで営業し、日曜日は休みの場合と無休の場合と半々といったところ。それ以外のお店は、昼は12時から14時位まで、夜は19時から23時前位までで、日曜日はほとんどが休みで、月曜日も休むところが多いです。

フランスで頂くフランス料理は個性豊かで新しい発見がたくさん。是非日本で頂くフレンチとはまた違った、本場のフレンチを味わいに出かけましょう。

※1ユーロ=約120円(2019年9月24日現在)

<目次>

パリの食堂(Bouillon ブイヨン)「ブイヨン・ピガール」

ブイヨンピガール

正統派ながらどれも確かな味で驚く


「ブイヨン」とは「出汁」の意味で、煮込み料理を多く出す大衆食堂のことでもあります。パリには何軒かブイヨンがありますが、中でもモンマルトルの麓の歓楽街ピガールにオープンした「ブイヨン・ピガール」は、本格的な伝統料理とリーズナブルな価格でたちまち話題となり、予約を取らないことから連日行列ができる人気店となっています。

パンは名店「プージョラン」のもので、日本語メニューもあるので(PDF)、一人ご飯にも最適。サービスの人も皆感じが良いです。

<DATA>
Bouillon Pigalle(ブイヨン・ピガール)
住所:22, boulevard de Clichy 75018 Paris
TEL:01 42 59 69 31
アクセス:Pigalle(メトロ2号線)駅の目の前
 

パリのカフェ

カフェ
カフェだって立派なレストラン© Paris Tourist Office - Photographe : Jacques Lebar
日本では、カフェはお茶するところというイメージがあるようですが、パリではレストランの一つとして、ランチやディナーに大変よく利用されています。特にカフェは、ビストロやレストランのように、午後休憩がなくノンストップで営業しているので、時間を気にせず食事をとれるのも利点。ランチではメインや前菜がセットになったメニューを提案しているところもありますが、基本的には単品でオーダーする場合が多く、気軽に食事できるのがポイントです。
 

カフェ1.「カフェ・デ・ミュゼ」

カフェデミュゼ

典型的な昔ながらのお店

ピカソ美術館やカルナヴァレ美術館など、美術館が多いマレ地区にちなんで名づけられたお店。カフェとありますが、料理は本格的で評価が高く、お店は1924年建造という古い歴史を持ち、カウンターや床のモザイクなど、ビストロのような雰囲気です。
カフェデミュゼ

丁寧に作られたビストロ料理

季節の食材を取り入れた料理が多く、特に野菜料理は絶品。美術館はもちろん、ショッピングエリアのど真ん中にあるのにも関わらず、うるさ過ぎずちょうど良い賑やかさが居心地のよい空間となっています。

<DATA>
Café des Museés(カフェ・デ・ミュゼ)
住所:49 rue de turenne 75003 Paris
TEL:01 42 72 96 17
アクセス:Chemin Vert(メトロ8)から徒歩5分
 

カフェ2.「カフェ・ドゥ・ランデュストリ」

ランデュストリ

パリジャンに交じってカフェ飯を

美味しくて、雰囲気も良いパリのカフェめし人気店、カフェ・ドゥ・ランデュストリ。夜遊びエリアのバスチーユにあることから、ここで食べて、飲みに繰り出すという人も多いようです。古き良きベル・エポック時代のインテリアが落ち着く店内は、いつも地元のパリジャンで賑わっています。
ランデュストリ

シンプルで伝統的な料理が多い

シーザーサラダや人気メニュー、カルパッチョなど、ヘルシーで一皿でも満足できるメニューが豊富で、全体的にリーズナブルなのも嬉しい。お腹に余裕があったら、大きめのタルトも甘さ控えめでデザートにおすすめです。

<DATA>
Café de l'Industrie(カフェ・ドゥ・ランデュストリ)
住所:16, rue Saint Sabin 75011 Paris
TEL:01 47 00 13 53
アクセス:Bastille(メトロ1、5、8)から徒歩5分、Breget Sabin(メトロ5)から徒歩2分
 

カフェ3.「ル・ルレ・ガスコン」

ルレガルコン

一皿でも食べきれない位のサラダ


モンマルトルの西にある商店街、アベスは大ヒット映画『アメリ』の舞台にもなった場所。ブティックや雑貨屋、レストラン、カフェがひしめき合い、パリジャンや観光客でいつも賑わっています。

そこで、夜になるとテラスが満席になり、道に人が溢れ出すほどの人気を誇るお店が、ル・ルレ・ガスコン。皆ワイワイとビールを飲みながら、ボリュームたっぷりの料理を豪快に楽しんでいます。

特におすすめなのが、フランスのレストランではよく見かけるサラダで、ここの名物でもあるスゥド・ウエスト(南西サラダ、13.9ユーロ)。ここではニンニクとハーブで味つけされたフライドポテト、トマト、レタスに鴨の砂肝やラルドン(角ペーコン)が洗面器大のボウルに盛られています。

あまりの人気から、近くに2号店もオープン。ノンストップなので、いつでもおなかいっぱい食べられる便利さも魅力です。

<DATA>
Le Relais Gascon(ル・ルレ・ガスコン)
住所:6, rue des Abbesses 75018 Paris
TEL:01 42 58 58 22
アクセス:Abbesses(メトロ12)から徒歩2分
他パリ市内に1店舗
 

パリのビストロ

ビストロ
カジュアルな雰囲気のビストロ© Paris Tourist Office - Photographe : Alain Potignon

昔からあるシンプルな定番料理を食べられるビストロは、フランスでは日本で言う定食屋のような存在。最近では、ビストロノミーといって、洗練された料理を出すビストロも増えているようですが、あくまで雰囲気はカジュアル。フランス人が普段味わっている料理を食べたいなら、ビストロへ行くのがいちばんです。
 

ビストロ1. 「ビストロ・ポール・ベール」

ポールベール

パリのビストロの決定版

カジュアルなレストランが並びビストロ通りと呼ばれているポール・ベール通りの中心的存在が、このビストロ・ポール・ベール。これぞビストロ!といった感じの店構えで、フランスの定番料理が揃います。
ポールベール

ビストロ料理の定番、ニシンのマリネ

ニシンのマリネや子牛の煮込みなど、フレンチのおなじみのメニューが中心ですが、ある日のデザートは、リンゴのキャラメリゼ、ナッツ入りブリック(クレープを薄くした皮)包みというオリジナルでちょっと珍しいものが。キャラメルの焦げ味と柔らかくなったリンゴの甘さがほどよく絡みあい、ブリックのパリパリ感がアクセントになった、とても印象に残る味と食感です。同じ通りに姉妹店「Le 6 Paul Bert」もオープン。こちらはよりモダンな味と雰囲気になっています。

<DATA>
■Bistrot Paul Bert(ビストロ・ポール・ベール)
住所:18, rue Paul Bert 75011 Paris
TEL:01 43 72 24 01
アクセス:Faidherbe Chaligny(メトロ8)から徒歩3分
 

ビストロ2.「ル・タン・オ・タン」

ルタンオタン

こじんまりとしたお店で洗練されたビストロ料理が味わえる

ビストロ・ポール・ベールと同じポール・ベール通りにあるビストロをもう一軒ご紹介。こちらのほうが席数も少なく落ち着いた雰囲気で、料理もより洗練されていて凝った内容のものが出されています。出汁が効いていて、繊細ながらも味わい深いサラダのドレッシングや、料理に使われているソースは、甘みと塩味のバランスが何とも絶妙。全体的に濃いめの味付けなのは、ワインとともに楽しむためということで納得です。
ルタンオタン

ワインとの相性バッチリ

昼のメニューは2皿で20ユーロ、3皿で22ユーロ、夜のメニューは2皿で28ユーロ、3皿で32ユーロとなっています。

<DATA>
Le Temps au Temps(ル・タン・オ・タン)
住所:13, rue Paul Bert 75011 Paris
TEL:01 43 79 63 40
アクセス:Faidherbe Chaligny(メトロ8)から徒歩3分
 

ビストロ3.「レボショワール」

レボショワール

天気の良い日はテラスが満席に

ビストロ好きの間で知らない人はいない程の有名店、レボショワール。3皿で15ユーロという破格のランチメニューが人気です。
レボショワール

リーズナブルなメニューが人気

前菜はイワシのマリネやメロンの生ハム添えなどから6種類、メインはサーモンのハーブソース、鶏肉のサラダなどから3種類、デザートはお店の名物お米のケーキやクラフティなど7種類から選べます。メインの選択肢は少ないですが、いずれもシンプルで素材の味を生かしたものばかり。3皿平らげても、決してお腹がもたれることなくちょうどいい満足感です。

<DATA>
L'ebauchoir(レボショワール)
住所:43-45, rue de Citeaux 75012 Paris
TEL:01 43 42 49 31
アクセス:Faidherbe Chaligny(メトロ8)から徒歩3分
 

パリのレストラン

レストラン
有名シェフプロデュースの店はいつも混雑(写真はレ・ココットの店内)

ビストロより洗練されていて、お値段もちょっと高くなるレストラン。ビストロでフレンチを気軽に味わった後は、本格的な味にも挑戦してみたいところ。モダンな最新レストランから昔ながらの雰囲気を持つ名店まで、とにかく行って損はない4軒をご紹介します。
 

レストラン1.「プラミル」

プラミル

小さいながらも雰囲気のあるお店

裏通りにひっそりと佇む、小さな可愛らしい外観のレストラン。狭い入口から中へ入ると意外と奥行きがあり、カップル、女性同士、男性同士のグループなどさまざまな客層で埋まっています。白を基調としたシンプルなインテリアは、日本人に人気というのも頷けます。シュー皮入りのフォアグラや、エビのサラダなど看板メニューも多く、食欲をそそる盛りつけやもちろんお味のほうもハイレベル。
プラミル

人気メニューの一つ、ホタテ貝クリーム煮

頻繁に顔を出して、お客さんと会話をしているシェフはいつも笑顔でとても気さくな方。終業間際には常連さんと思わず話し込む姿も。大人の空間で頂く充実した内容のフレンチ、昼は2皿で24ユーロ、夜は3皿で33ユーロというコストパフォーマンスも優秀です。

詳しくはこちらの記事で>>>肩肘張らない本格フレンチ、プラミル/パリ

<DATA>
PRAMIL(プラミル)
住所:9, rue du Vertbois 75003 Paris
TEL:01 42 72 03 60
アクセス:Temple(メトロ3)から徒歩3分
 

レストラン2.「レ・ココット」

ココット

料理は全てハズレなし

パリの高級ホテル、クリヨンのトップシェフであったクリスチャン・コンスタン氏は、7区のサン・ドミニク通りに4軒のお店を持ち、大成功させています。いずれもサルコジ大統領がオバマ大統領と訪れたレストランや星を返上したレストランなど、話題性には事欠かない所ばかり。中でも、とても入りやすいのにハイレベルな料理を味わえると評判なのが、レ・ココット。ストーヴ社製のココット鍋に盛りつけられたユニークなプレゼンテーションにも注目です。
ココット

デザートもココット鍋で

トップシェフプロデュースのお店らしく、その内容はとても洗練されていて、フォアグラなどの高級食材も登場します。日本語メニューがありますが、店頭に書いてある本日の料理だけは訳されていないので、フランス語がわからない場合は、お店の人に英語で確認を。

メニューは昼は2皿で29ーロ、3皿で34ユーロで、アラカルトは前菜11ユーロ~、メイン22ユーロ~、デザート9ユーロ~となっています。カウンター席が広いので、一人でディナーもできるパリでは貴重なレストランです。

<DATA>
Les Cocottes Arc de Triomphe(レ・ココット 凱旋門)
住所:2, avenue Bertie Albrecht 75008 Paris
TEL:01 53 89 50 53(ネット予約可)
アクセス:Charles de Gaulle Etoile(メトロ1、2、6、RER-A)から徒歩5分
 

レストラン3. 「ラブサンテ」

ラブサンテ

ホタテのロースト、トピナンブールのマッシュ添え


17区にミシュラン2つ星レストランを有する「Michel Rostang(ミッシェル・ロスタン)」がプロデュースするセカンド店のラブサンテは、トラディッショナルとモダンが融合された料理を楽しむことができます。とにかくどの料理も美味しくハイレベルで、いつ行っても満足させてくれます。

オペラ座とルーブル美術館の間のマルシェ・サントノレに面しているという、便利なロケーション。広場は各レストランのテラス席が並んでいて、パリの雰囲気を存分に味わうことができます。

<DATA>
L'ABSINTHE(ラブサンテ)
住所: 24 Place du Marché Saint-Honoré, 75001 Paris
TEL:01 49 26 90 04
アクセス:Pyramides(メトロ7、13)より徒歩3分
 

肉料理レストラン

ビアンエルヴェ

うま味がギュッと凝縮された鴨のコンフィ(Bien Eleve)

フランス料理といえば、やはり肉料理です。魚介も美味しいのですが、フランスはまだまだ肉食のイメージがあり、素材も厳選されたハイレベルなお店が多く、根強い人気となっています。

そこで番外編として、パリの美味しい肉料理が食べられるレストランを2店舗ご紹介します。
 

肉料理レストラン1.「ビアン・エルヴェ」

ビアンエルヴェ

カジュアルでモダンな雰囲気の中肉料理を楽しむ

開店以来おしゃれで美味しいレストランと話題のビアン・エルヴェ。新しいレストランのオープンが続き活気に沸く9区の静かな通りにあります。

生産者から直接買い付けるという牛肉は、焼き加減も絶妙で、味が濃く柔らかい食感がたまりません。デザートもレベルが高く、最近パリで良く目にするメレンゲをマロンクリームとアレンジした至福の一品は忘れられない味。付け合わせの自家製フリット(ポテトフライ)も美味しいです。
ビアンエルヴェ

牛フィレ肉の焼き加減は絶妙

ビアンエルヴェ

デザートもハイレベルなのが嬉しい

客層はオフィス街が近いこともあり、アッパークラスの若いビジネスマンやクリエイターが多く洗練された雰囲気があります。

昼は日替わりのメインが14ユーロ、前菜と日替わりメイン、もしくは日替わりメインとデザートの2皿で19ユーロで、3皿なら36ユーロです。また、前菜、バーガー、デザートで32ユーロのコースもあります。

<DATA>
Bien Eleveé(ビアン・エルヴェ)
住所:47, rue Richer 75009 Paris
TEL:01 45 81 44 35
アクセス:Le Peletier(メトロ7)から徒歩5分
 

肉料理レストラン2.「アトリエ・ヴィヴァンダ」

ヴィヴァンダ

目の前でカット&グリルの迫力!

8区の1つ星レストラン「Akrame(アクラム)」がプロデュースした肉料理専門店「アトリエ・ヴィヴァンダ」は、マレの他、サンジェルマンデプレや16区、そして香港やフィリピンにも進出している人気店。それほど広くはない店内では、目の前で肉を豪快にカットし焼いている様子が見られ、その迫力が食欲をそそります。
ヴィヴァンダ

肉はもちろん、付け合わせも絶品

ブラックアンガス牛やイベリコ豚といったブランド肉の他、選び抜かれた鴨や鶏も揃い、肉好きにはたまらないメニューがずらり。また、付け合わせのグラタン・ドーフィノワ(ポテトグラタン)がとにかく絶品です。昼夜共通のアラカルトで前菜12ユーロ~、メイン20ユーロ~、デザート8ユーロとなっています。

<DATA>
Atelier Vivanda(アトリエ・ヴィヴァンダ)
住所:82,rue des Archives 75003 Paris
TEL:01 42 71 48 07
アクセス:Arts et MChemin Vert(メトロ3、11)から徒歩5分
 

魚料理レストラン「Seulement Sea」

スルモン・シー

フランスの定番シーフード料理ムール・フリット


パリでは魚料理のレストランも充実しています。中でもマルシェ・サンジェルマン前に開店した小さなシーフードレストランは、新鮮な魚介料理が楽しめるおしゃれなお店です。ムール・フリット(ムール貝白ワイン蒸し&ポテトフライ)やフィッシュ&チップスなどスタンダードでカジュアルなメニューが好評です。デザートもイルフロッタンやクレームブリュレ、タルトタタンなど伝統的なフランスのスイーツが楽しめます。

<DATA>
Seulement Sea(スルモン・シー)
住所:9, Rue Lobineau 75006 Paris
TEL:01 43 26 71 95
アクセス:Mabillon(メトロ10号線)より徒歩3分

以上ご紹介したお店は、いずれも店内で食事ができるレストラン。ですがそれ以外にも、時間がない時や、少しだけでいい時などに利用できるテイクアウトのサンドイッチやお惣菜が買えるお店も、パリではたくさんあります。日本ではなかなか食べられない美味しいお手軽グルメは、今後ご紹介する予定ですので、乞うご期待。
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