にこやかに取材に応じてくれた片野さん。新商品に「ダージリンのエレガントさを加えた」とのこと
オールアバウト紅茶サイトでは、これまで紅茶飲料について取り上げたことはありませんでしたが、日本では紅茶飲料の消費量とその影響力は小さくありません。紅茶飲料(ペットボトル)シェアNo.1の『午後の紅茶』の動きは要チェックです。紅茶業界関係者の多くも注目していることでしょう。
秋 生まれ変わる茶葉2倍ミルクティー
9月13日新発売の「午後の紅茶 パンジェンシー 茶葉2倍ミルクティー」
続く第2弾は、9月13日発売の「午後の紅茶 パンジェンシー 茶葉2倍ミルクティー」。茶葉2倍ミルクティーは現行商品が存在していますが、「パンジェンシー」プロジェクトに伴い、内容をリニューアル。
現行品はウバをメインに、アッサムをブレンドした紅茶で作ったミルクティー。新商品は、ウバをベースにブレンドする茶葉をアッサムからダージリンへと変更。「ミルク感や甘さは同等で、ダージリンの持つエレガンスを添えた」と片野さん。「このたびのパンジェンシーという展開により、紅茶の良さをさらに認めてもらいたい」とのこと。
さらに片野さんは、「現行商品の茶葉2倍ミルクティーも好評なのですが、パンジェンシーという特徴をもつダージリンを使用して全体としての質感を出すことに苦労しました。ダージリン茶葉単一でミルクティー商品をつくると質感で満足いくものを作るのは難しく、ウバをメインにしてダージリンをブレンドすることでうまくさわやかさが出ました」
キリンビバレッジの紅茶飲料に、「午後の紅茶 エスプレッソティー」がありますが、「午後の紅茶 パンジェンシー 茶葉2倍ミルクティー」はちょうどこの商品と対をなすような位置関係にあると思います。エスプレッソティーはビターなキレ味と、後を引くストロングな渋味が特徴であるのに対し、パンジェンシー茶葉2倍ミルクティーはエレガントな渋味が姿を現したかと思えばそっと姿を消すような味を感じました。