メンズコスメ/男性用香水

日本人好みの香水術(2ページ目)

自己主張にも使われる香水ですが、欧米のつけ方を日本にそのまま持ち込むのはなかなか難しいもの。そこで、日本の気候や日本人特有の香りに対する考え方を踏まえた上で、新しい香水のつけ方と楽しみ方をご紹介します。

藤村 岳

執筆者:藤村 岳

メンズコスメガイド


下半身にほのかに香らせよう

香水

足首以外にも膝の裏や腰などでもOK。鼻から遠く、さらに服の下なので香りがやわらかになります。

そこでガイドが提案したいのは、足首や膝裏など腰よりも下につける方法です。こうすると香り立ちがやわらかく、周りの人にダイレクトに届きません。ちょうどすれ違ったときに、ふわりと余韻を残すような香らせ方ができるのです。

香りは特に嗜好性の高いもの。自分がいくら好きな香りでも、周りの人がすべて気に入ってくれるとは限りません。特に日本人は無臭を好む人も多く、あまりに直接的な香りはビジネスや人と多く接する場合には気をつけるべきです。

 


香水の量の目安は?

香水

肌が濡れるようでは、つけすぎのサイン。肌の上に「乗せる」ことを意識しましょう。

英語では香水をつける動作は“wear”を用います。これはクリームなどのように「塗る」というより「まとう」というニュアンスでしょうか。つまり肌が濡れて水たまりができるような量では、つけすぎの場合が多いのです。香水はミスト状で出るので、肌に乗せるような感覚でまとうのがベストでしょう。

また、体臭隠しのために香水を使う人もいますが、基本的にはNGです。たしかにその人の持つ体臭と香水が混ざり合って、その人独自の香りを生み出すことができます。しかし、それはつけ慣れている人などの上級者のテクニックです。

汗や皮脂は肌の常在菌で分解され、悪臭の原因になります。その悪臭があるのに、香水でごまかそうとしても、せっかくの香りが邪魔されてしまうだけ。本来、香水は清潔な肌にまとうのが基本。デオドラント剤と併用するなら香りがぶつからないよう、無香料を選ぶのがベターです。
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