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デンタルケアと歯磨きの新常識

歯磨き粉に含まれる成分として、避けたほうがよい成分&入っていたほうがよい成分を解説。また、電動歯ブラシの種類やメリット&デメリット、さらに、初期虫歯の予防に役立つガムなどを、詳しくご紹介しています。

和田 清香

執筆者:和田 清香

ダイエット・ボディケアガイド

たくさん種類がある歯磨き粉ですが、「どうせ食べるものではないし、どれでもそんなに変わらないでしょ!?」と思っている人も多いはず。しかし、歯磨き粉が口の中の健康に及ぼす影響は意外と大きく、歯磨き粉にどんな成分が入っているのかを知っておくことは、とても大切なのです。

そこで以下からは、歯磨き粉の成分で、避けたほうがよい成分&入っていたほうがよい成分を解説。さらに、電動歯ブラシのメリット&デメリット、初期虫歯を予防できるガムのご紹介をしていきたいと思います。

歯磨き粉の成分 

避けたほうがよい成分
■研磨剤
歯磨き粉の成分として避けたほうがよいものが、歯の表面を削るための成分=「研磨剤」です。

研磨剤は歯を削ってしまうので要注意!

研磨剤は歯を削ってしまうので要注意!

歯は人体の中で一番固い場所ですが、人によって歯の強度は違いますし、特に子供の歯は大人の歯に比べると弱いもの。また、歳をとるにつれて歯茎が下がり、今まで歯茎で隠れていた根っこの部分が顔を出すケースも多く見られますが、この部分は固さが弱いのでより削れやすい部分となります。
さらに、虫歯になりかけているような場所はエナメル質が薄くなっているので、より削られやすくなるもの。

研磨剤が入っている歯磨き粉を使うと、このように歯の弱い部分へのダメージが大きくなり、歯がしみたり、知覚過敏の原因になると考えられます。

自分の歯を大切にケアしようと丁寧に磨けば磨くほど、大事な歯が削れていってしまうので、研磨剤入りの歯磨き粉は、できるだけ避けたほうが◎です。

■発泡剤
次に避けたほうがよい成分として挙げられるのが「発泡剤」です。

発泡剤とは泡立てる成分なので、歯磨きすると口の中が泡だらけになるのが発泡剤の働きです。

発泡剤の成分は市販の歯磨き粉のおよそ8~9割に使われているといわれていますが、これは人工的につくられた石油科学系物質です。

「飲み込まないから大丈夫」と思うかもしれませんが、実際は、口の中に入れた瞬間から消化、吸収は始まっているのです! 人間の体の中で特に吸収が速いのは粘膜があるところです。つまり、口の中は粘膜なので、皮膚からの体内浸透に比べて約13倍もの体内吸収率があるといわれています。

歯磨きをするわずかな間でも吸収されるわけですから、体に害のあるもの・悪影響があると考えられるものは、極力避けたほうが良いでしょう。

入っていたほうが良い成分
■アパタイト
歯の表面はエナメル質で覆われているもの。このエナメル質は少量のたんぱく質と大量のハイドロキシアパタイトで出来ています。また、その下の象牙質も主成分はアパタイトなので、歯にとって大事な成分がアパタイトだと言えます。

アパタイト同士は結合する性質があるので、唾液中のミネラルイオンに作用し初期虫歯を予防したり、糖質やタンパク質との吸着することで、歯垢を効果的に除去する働きもあるそうです。

歯磨き粉を選ぶ際は成分表をしっかり確認し、「研磨剤」「発砲剤」は避け、「アパタイト」入りのものを選ぶように心がけましょう。

次ページは「電動歯ブラシのメリット&デメリット」について、紹介します。
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