絵本/絵本を楽しむ美術館・カフェ

親子で楽しむ絵本館・絵本美術館(3ページ目)

絵本を楽しむ方法は、読み聞かせだけではありません。時には、我が家を飛び出して、いつもと違うやり方で絵本を楽しんでみませんか? 今回は、そんな時に訪れてみたい、親子で楽しめる絵本館や絵本美術館をご紹介します。そこには、まるでアミューズメントパークのような楽しさがぎっしり詰まっています。

執筆者:大橋 悦子

リラ館と呼ばれる洋館で静かに絵本の世界にひたる
葉祥明美術館 北鎌倉

「葉祥明美術館undefined北鎌倉」の外観

静かな佇まいを見せるレンガ造りの洋館が「葉祥明美術館 北鎌倉」


静かに絵本の世界を味わいたいという方には、「葉祥明美術館 北鎌倉」をご紹介しましょう。鎌倉の円覚寺やあじさい寺として有名な明月院に程近い場所に建つ「葉祥明美術館 北鎌倉」は、地元の人からはリラ館の名前で親しまれるレンガ造りの洋館で、その静かなたたずまいもまた魅力の絵本美術館です。

この美術館は、それ自体が一冊の美しい「絵本」となることをコンセプトに作られています。館内は、画家で詩人の父親と、優しい夫人、そして、10歳のリラりゃんと5歳のクロードくんの一家が、かつて住んでいた洋館という設定で構成されており、まるで自分の家にいるかのようなくつろぎの空間が広がっています。

6つに別れた展示室は、それぞれに特徴を持っており、例えば「お父さんの書斎」には葉祥明のデッサンが展示され、「クロウドの部屋」では小さな男の子の部屋をイメージした水彩画、「リラの部屋」には女の子をイメージした水彩画が展示されています。

ホームページには、葉祥明の絵本や作品を味わうためのワークシートも用意されていますので、おいでの際にはお持ちになることをおすすめします。自分なりの絵本の楽しみ方を見つけるのに、とても役に立ちます。親子で楽しみながら絵本の世界を堪能することができる「葉祥明美術館 北鎌倉」は、鎌倉散策の折に、ぜひお立ち寄りいただきたいおすすめスポットです。

■葉祥明美術館 北鎌倉
住所:〒247-0062 神奈川県鎌倉市山ノ内318-4
電話:0467-24-4860
開館時間:10:00~17:00
休館日:年中無休
入館料:2011年12月31日まで20周年特別価格 大人 500円  子ども 250円 
地図:Yahoo!ロコ 
葉祥明美術館 ホームページ


『ぼくははちぞう』の表紙

自分探しの旅を行くはちぞうの物語

■お出かけ前におすすめの1冊
『ぼくははちぞう』

2011年夏の常設展では「夏の風景」と題して、葉祥明が描く「夏」を感じる作品を展示しており、クロウドの部屋では、絵本『ぼくははちぞう』の原画を見ることができます。お出かけ前には、花から花へ飛び回り甘い蜜が大好きな、不思議で可愛い生き物「はちぞうくん」のファンタスティックな物語をぜひどうぞ。

【書籍DATA】
ぼくははちぞう (葉祥明:作)
価格:1575円
出版社:愛育社
推奨年齢: 4歳くらいから
購入はこちらから


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