オクラの植えつけ方

5月の下旬以降、タネを直播きにする場合は、幅60cmの畝に30cmおきに直径5cm程度の窪みをつくり、ひとつの窪みに4から5粒ずつ播きます。ポット苗を植え付ける場合は、30cmおきに1ポットずつ植えこんでいきます。

プランター栽培の場合は、幅60cm程度の長方形のものなら、適度な間隔をあけて2か所ほど窪みをつくり、1か所につき4から5粒ずつタネを播きます。直径30cm程度の鉢の場合は、真ん中に1か所だけ窪みをつくり、同様に播種します。苗を植える場合も、同様の間隔をあけて植え込みます。

オクラの手入れ

オクラの茎の様子

茎の節ごとに花を咲かせ、それが実となっていく

発芽後、ひとつの窪みごとに3株程度になるよう間引きしたら、そのまま育てていきます。オクラは、茎の節ごとにひとつの花を咲かせ、それが7から10日後に食べごろとなります。開花後はよく観察して、実が7から8cm程度になったら、ハサミで切り取って収穫します。最初の1から2個を収穫したら追肥を施し、以後2週間に1回のペースで追肥を施していきます。

実を収穫したら近くの葉も切り落とし、どんどん上に伸ばしていくようにします。8月を過ぎ、背が高くなると台風などで倒れやすくなってしまいますので、草丈が1m前後になってきたら、支柱を立てるようにします。

生育初期の葉が小さくやわらかい時期が、害虫が最も発生する時期と重なるので、害虫への注意が必要です。特に注意しなければいけない害虫は、アブラムシとハマキムシです。アブラムシは葉の裏につきやすいので、こまめに葉の裏をチェックし、見つけ次第ティッシュペーパーなどで取り除きます。ハマキムシは、ハマキガの仲間の幼虫で、自分で出した粘液で葉を丸めてその中に住み、葉を食害します。不自然に丸まっている葉を見つけたら要注意! 丸まった葉を開いてみてアオムシがいたら、葉っぱごと切り取ってしまいましょう。

実を硬くさせないコツ

オクラの断面

オクラを切ってみるとこんな感じ。莢の部分がみずみずしいうちにいただくのがベスト!

オクラを栽培したことのある方の中には、「硬くて食べられなかった」という経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

オクラは外側の毛が生えた部分が莢(さや)で、その中にタネがびっしりと詰まっていて、莢ごと食する野菜です。未熟な実を食用にする植物なので、中のタネが成熟してきてしまうと、まわりの莢の部分が硬くなってしまうのです。暑い盛りには生育が旺盛になるので、収穫のタイミングを逃すと、あっという間に硬くなりすぎてしまいます。

実を硬くさせないためには、植え付け時から混みあうようにして、ひとつひとつの株をひょろっと育てておきます。ナスやトマトなどは、株同士をあまり混みあわせないようにして、葉や実に日光がまんべんなく当たるようにしますが、オクラの場合、その逆の状態で育てるようにすると、収穫が1から2日遅れても硬くなりすぎず食べることができます。

実が大きくなっても硬くならない、八丈オクラという品種もあります。これは高さ2mにもなる高性種なので、植え付けの際には、株間を50cmから60cm空けるようにします。


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