創業125周年を記念した傑作ラスト

チーニー

エディフィス別注のギリーシューズ。創業125周年を記念して作られた125ラストを使用。5万4600円

英国ノーザンプトンの靴ブランドとして人気のチーニー(1886年創業)。先日来日された代表取締役の一人であるウイリアム・チャーチ氏と、パターンカッター&デザイナーのマシュー・アレン氏に取材しました。

チーニー創業125周年を記念して作られた125ラスト(木型)は、従来のものに比べてエレガントで高級感のある形に仕上がっています。これを手掛けたマシュー・アレン氏によれば、「これまでの2003ラストをベースにして数箇所改良を加えています。土踏まずのシェイプを強調し、ヒールカップをより小さくしました。全体的にエレガントさを出しています」とのこと。

チーニー

左からウイリアム・チャーチ氏、マシュー・アレン氏

もともとチーニーのラストは欧米人に合わせた大きめのヒールカップが特徴でした。今回の新ラストでは踵の小さい日本人の足にも合うように小ぶりにしたというわけです。ありがたいですね。たとえば現在日本で展開しているFフィッティングの場合、ヒールカップはDハーフになっています。

「この5年間で約10種類のラストを手掛けてきました。デザインの発想はいろいろなのですが、ノーザンプトンにあるシューミュージアムには過去の素晴らしい靴が数多く展示されていて、デザインの源泉になることもあります。これからもチーニーの伝統を守りながら、ファッショナブルでモダンな感覚を加えていきたいですね」とマシュー・アレン氏。ちなみに彼はノーザンプトンで代々続く靴職人の家系とのこと。


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