何歳差で産むのがいいの? 二人目ママに聞くベストタイミング
何歳差のきょうだいが理想?
<目次>
2学年差のメリット・デメリット
二人で一緒に遊んでくれるようになると、育児が楽になる
でも、二人目が生まれてからは、生活全般や子育てで開き直れるようになりました。出産後は長男を一時保育に預けることで、自分の時間を確保しました。2学年差って、最初はすごく大変ですが、ある程度大きくなったら2人で遊んでくれてるのでラクですよ。二人目は、とにかく案ずるより産むが易し!と思います。
(A子さん38歳、長男9歳、長女7歳)
■子どもは11歳の女の子、9歳の女の子、7歳の男の子の3人。2学年差です。3人とも年があまり離れていないので、3人で一緒に遊べるのがいいところだと思います。
(B子さん39歳、長女11歳、次女9歳、長男3歳)
■上の子が2歳9ヶ月の女の子、二人目は0歳2ヶ月の男の子です。期せずして授かりました。2学年差になりましたが、本当は3歳差で欲しいと思っていました。三人目まで考えているので、復帰して1年半くらい働いて……と思っていたのですが、計画外で授かってしまいました。
2学年差は、楽な点もありますが、まだまだ上のトイレも完璧じゃなくどっちもそれなりに手がかかるので、大変といえば大変ですね。いっぺんに育てられる点は楽なのかもしれませんが。妊娠中はつわりの中、上の子のお風呂、ご飯作り、お世話、すべてが本当に辛く、しょっちゅう嘔吐していました。生まれてみれば、上の子がお姉さんとして成長する姿などとてもかわいいですが、やっぱりある程度トイレができるようになって、言葉でもコミュニケーションがはかれて、というのが理想かと思うので、最低でも2歳半は離したほうがいいと思います。
(C子さん29歳、長女2歳、長男0歳)
3学年差のメリット・デメリット
メリット・デメリットを考えても、その通りにいかないことも
第一子の子育てが、肉体的精神的に大変だったので、二人目を積極的には望んでいなかったのですが、二人目を授かったことで、結果的には子育てがうまくいくようになりました。二人目の妊娠中は、一人目のときほど過度な心配や注意をせず、さほど妊婦と思わず生活した。ただ、2歳の長女の抱っこなど、肉体的につらいときはありましたね。二人目が生まれてからは、長女を良い意味でも悪い意味でも、かまわなくなりました。それまでが過保護だったので、結果的には良かったと思っています。
子どもの年の差や性別などは、気になると思うのですが、人それぞれなので。メリットなど考えていても、その通りには進まないことばかりだと思います。反対に、デメリットだと思っていたことが、そうでもなかったり。ただ、経済的な負担についてや、転勤・転職・異動など、子育ての環境の変化の予測で、出産のタイミングを考慮する必要はありますね。
(D子さん37歳、長女9歳、次女6歳)
■仕事復帰して1年が過ぎた頃から二人目を考えるようになり、下の子が保育園に0歳の4月で入れるように、かつ育休ができるだけ長く取れるよう、8月前に産みたいなと思っていました。本当は4~5月生まれで産めればよかったのですが、そう思い通りには授りませんでした。すぐ妊娠できるわけではないので、計画はお早めに、がよいと思います。周りの働いているママは2学年差(復帰後すぐ妊娠)か、4学年差(ある程度働いてから妊娠)が多いです。3学年差は1年くらい働いて妊娠する感じなので、その後半年くらい働けますが、仕事としては中途半端な感じがするかもしれません。
自分が3学年差の男女きょうだいだったので、中高大の入学や受験が一緒のタイミングでよいかなと思います。そのときは出費がかさむと言われますが、トータルでみれば同時でも別のタイミングでも変わらないと思うので。あと、今は保育園で下の子が半額なのがありがたいです。お金のかかる0歳児、1歳児、が上の子と変わらない料金で預けられるなんて! これから二人目を考える人は、子どもたちの保育園が重なる期間が長いと良いかも。私の自治体では、三人目は保育料が無料なので、重なっている間に三人目も産めたらよいかなと思いましたが、今からだと無理のようです(保育園在籍期間の半分くらいが育休ということになると、待機児のことを思うと、それもどうなんだろうと思わないでもないのですが……)。
(E子さん34歳、長男4歳、長女1歳)
4学年差のメリット・デメリット
上の子が下の子の面倒をよく見てくれる
大変なことは、下の子がきかん坊イタズラで気が強いこと。結果、上の子にまで悪影響が出て、ケンカを止めたり、怒ったり、日増しにうるさい子育てになっています。また、上の子の育児が落ち着き、仕事のボリュームを増やそうというときに下の子が生まれたため、ワークバランスや人生設計が思い通りにいかなくなりました(予想外の妊娠だったので……)。保育園はなんとかなったものの、病後児保育やシッター代などはやはり倍々ゲームのようにかさんでいきます。あと、病気のピンポンリレーがあると、仕事の計画が崩れて辛いです。首都圏はお金さえ出せば何らかのサービスが見つけられたのですが、今住んでいるところは中途半端な地方で、サービス業者がいない……。実家などに預けたくとも、やはり二人はきついと断られたりしますし、こちらも躊躇してしまいます。
(F子さん34歳、長男5歳、長女1歳)
■8歳(小3)、4歳(年中)、0歳の3人の子どもがいます。全く意図せず4歳ずつ離れたので、特にメリットは感じていません。入学式関係が被らないのはいいところかも。
(G子さん36歳、長女8歳、次女4歳、三女0歳)
5学年差のメリット・デメリット
■11歳の男の子と、7歳の女の子、5学年差です。一人目が緊急帝王切開だったので、二人目は計画的に帝王切開で産みました。二人目は切迫流産や前置胎盤などのトラブルが続き、今振り返ってみても、妊娠中も産後もトラブル続きで大変でした。でも二人を出産して本当によかったです!下の子が産まれることを上の子が望んでいたので育児に協力的でした。保育園や小学校で、上の子が下の子の面倒を見てくれています。また、下の子が保育園や小学校に入園・入学するときに、お兄ちゃんがいるから不安がなかったのも良かったです。二人目が生まれて、家の雰囲気がますます明るくなりました。また、私も育児に神経質でなくなったのがよかったです。上の子の経験から、何とかなると細かいことが気にならなくなりました。その他の生活の変化というと、上の子が小学校に上がった夏休みに、学童の延長保育がなくなることがきっかけで会社をやめて独立しました。
(H子さん40歳、長男11歳、長女7歳)
2人男女きょうだいのメリット・デメリット
男の子も女の子もかわいい
二人目妊娠前は、男女両方の子どもが授かったら、三人目は欲しくならないかなと思い、女の子が欲しいと思っていましたが(子どもは2人にしたかったので)、そういうわけでもありませんでした。しいてデメリットといえば、洋服などのお下がりができないこと。三人目のために取っておくか悩むところです。
(E子さん34歳、長男4歳、長女1歳)
■性別も別々で歳も離れていますが、不思議な絆で結ばれているのを感じます。下の子が大きくなってくると喧嘩も絶えませんが、常にお互いを意識しているからこそ何かと気になるようです。お互いをカバーし合う姿も見られます。このまま大人になっても支え合って生きてもらえたらと願っています。
(H子さん40歳、長男11歳、長女7歳)
2人姉妹のメリット・デメリット
■2学年差の女の子がいます。女の子の姉妹のいいところは、洋服のおさがりができること、おそろいの洋服を着せられること、一緒に遊べること、育てるのに慣れていること、などでしょうか。仲が良かったら、大人になってからも助け合えるかなと思います。私自身、女姉妹だったので、男の子を育てるのってどういう感じかわからないというのもあります。(I子さん35歳、長女4歳、次女2歳)
2人兄弟のメリット・デメリット
■二人目が男の子だとわかったときは、ちょっとがっくりしましたが、弟ができると知って、上の子は大喜びでした。主人も喜んでいました。ママ、ママと二人とも大切にしてくれて、かわいいですよ。小さな恋人が2人いるみたい。兄弟二人ともやんちゃで、けんかしたり大騒ぎするので、育児は大変ですが、女の子の子育てを知らないので、これが普通のようにも感じています。服も着まわせるし、いいですよ。友だちの子と一緒に遊んだり食事をしたりすると、女の子はいろいろ手伝ってくれたり、しっかりしていていいなと思うことはあります。(J子さん、33歳、長男6歳、次男3歳)
3人男女きょうだいのメリット・デメリット
■3人きょうだいは本当におすすめです。2人姉妹のときはけんかや揉め事などに親が入らないといけなかったのですが、3人になると、一つのコミュニティーができるので、子どもたちの間で問題を解決してくれることも多く、きょうだい間のバランスがとれたように思います。子どもは皆、一人一人全く異なる性格を持って生まれてくるので、3人いると子育てもとても楽しいです。イライラすることも、多々ありますが。デメリットは特に思いつきません。(B子さん39歳、長女11歳、次女9歳、長男3歳)
3人兄弟のメリット・デメリット
■母親思いでやさしい子どもたちです。上の子2人は下の子の面倒をよく見てくれるし、3人の男の子でよかったと思います。私も三人目から子育てが楽になり、神経質なところがなくなりました。(K子さん36歳、長男8歳、次男5歳、三男0歳)
3人姉妹のメリット・デメリット
■3人姉妹は、大・中・小と、童話の『3びきのくま』みたいでかわいいです。私は三人目からいきなり子育てが楽になりました(精神的に)。2人の子育てで辛い人にはちょっと勧めたいです。世界観が変わりますよ。子育ては面白いですね。日々手探りで楽しんでいます。「三人目が欲しい!産むぞ!」というのではなく、「授かったら産む」というスタンスがいいと思います。(F子さん36歳、長女8歳、次女4歳、三女0歳)
年の離れたきょうだい(14学年差)のメリット・デメリット
■上の子が17歳の女の子、下の子は2歳の男の子。14学年差です。私は45歳です。娘がもう大きいので、母親が2人いるような感じで、娘自身の出産・育児にもかなり役立つと思います。子どもの年齢が近いと、学校や幼稚園の行事、習い事の送り迎え、ダブルでの学費の支払い等々、バタバタになりそうですが、年が離れているので、それぞれにじっくりと時間をかけて育児ができるメリットがあります。特に、高齢出産だったので、育児にも気持ちに余裕があってほとんどイライラすることはないですね。二人目を考えたとき、超高齢出産による子どもへのリスクが心配でした。また、娘がもう中学生だったので、大人の生活スタイルが崩れることにも抵抗がありました。二人目が生まれて、家族全員の生活スタイル、休日の過ごし方がガラリと変わりました。家族で映画、家族でレストランなど、大人の過ごし方ができなくなりました。逆に、小さな子どもがいる家庭ならではの楽しみ方も見つけ、今は、それを楽しんでいるところ。いつまでも若々しくいなくては!と、気持ちに張りも出ました。
我が家のような14歳差は極端な例ですが、一人目の育児が落ち着く7歳、8歳など、年の差があるのも、落ち着いて育児ができるのでいいと思いますよ。
(L子さん45歳、長女17歳、長男2歳)
子供を何歳差で産むのがいいのか……欲しいと思ったときがタイミング
今回お話を伺ったママたちは、子どもの年齢もそれぞれ違うので、単純に比較はできませんが、「この子たちがいて良かった」という意見ばかりが集まりました。年齢を離さずに二人、三人と一気に育児するのは、子どもたちが一緒に育ってくれて、後々自分の時間が持てるので良し。年の離れたきょうだいの場合は、久しぶりの赤ちゃん育児を楽しんでできたり、家族みんなが新しい体験ができるので、それも良し。それぞれにメリットがあるので、欲しい!と思ったときがベストなタイミングなのかもしれません。今回の記事を読んで、どんなことを感じられましたか? 二人目について、あなたが考えていることや、体験談をぜひお聞かせください。以下のフォームからご意見・ご感想をお寄せください。ツイッターアカウントをお持ちの方は、ツイッターからのつぶやきも大歓迎です。
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