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初心者ゴルファー、コースデビューの心構え(2ページ目)

ゴルフ練習場に行ったことはあっても、そこからゴルフ場でコースデビューまでは意外にハードル高いもの。初ラウンドゴルファーが戸惑うポイントを紹介し、コースデビューが楽しいものになる心構えを伝授。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド


初ラウンドに必須の技術とは?

マット

パターマットなどで練習し、事前にしっかりとした準備をしたいところ

初心者ゴルファーが、実際にゴルフコースをラウンドして、まず違和感を生まれるのが練習場との様々な違いです。

「立っているところが平らではない」、「どこを向いているか、向きがわからない」といった違和感は誰もが経験あるのではないでしょうか?
また、練習場の人工マットはとても、ダフりに強いもの。手前からヘッドが滑ってくれます。実際のコースで芝の上から同じように打つと、ダフって距離を大きくロスすることも少なくありません。
傾斜やラフ、ディボットなどの悪いライから打つことも多くなります。そもそも練習場の打席は平らでライも良い、ショットするには最高の条件。練習場では出ないようなミスも多くなると心得ましょう。

ガイドの経験上、初心者がラウンド中に、特に戸惑いやすいことをいくつか紹介しましょう。

まずは、「急かされること」。
初心者ゴルファーは、基本的に急げ、走れ、とホールアウトまで言われ続けます。自分のペースで打てていた練習場とはもっとも違うところです。他のプレーヤーの妨げにならないよう配慮も必要です。
ただ、注意すべきは、走って息が上がっている状態では、ボールは当たらないということです。こうした状態ではベテランゴルファーでも満足にプレーすることはできないでしょう。ラウンド中の所作に厳しかった、伝説のアマチュアプレーヤー、故中部銀次郎さんもプレー中は走るな、と言われているくらいです。初心者ゴルファーでも、打つときは一応呼吸を整えて、ショットしたいものです。

そして、コースならではの「グリーンでの所作」など。
一度、マークしてボールを拭いて、自分の番になったらボールをセットして、他のプレーヤーのラインを踏まないように気をつけて、とやることは色々あります。一番先にホールアウトしたら初心者でもピンを持たなければいけません。

「ルールを現場で知る」ことも、戸惑いポイントです。
バンカーでは砂に接地してはいけない、白杭を超えたらOBで一打罰で打ち直し、など知っていないと対応できないことが、存外多いです。

出来ればショートコースなどで、バンカーやグリーンでの所作、ルールなどをマスターしておきたいところです。さらに、アプローチもしっかり練習しておくと、初ラウンドでも好成績が期待できます。

最後に、コースに出る前に身につけておきたい技術レベルの目安を提案します。

1. ドライバー
練習場で、10球打って6球が前に飛ぶ。

2. アイアン
練習場で、10球打って8球が前に飛ぶ。距離もある程度出る。

3. ウェッジ
ウェッジで20ヤード刻みで打ち分けるなどのコントロールショットの練習を行っている。バンカーの練習をしたことがある。

4. パター
パターマットで、3回連続カップインできるくらい練習している。

ちょっとレベルが高いかもしれませんが、事前の練習はラウンドをきっと楽しいものにします。
そして、同伴競技者の方にはラウンドが楽しいものになるようサポートしてあげていただきたいと思います。繰り返しになりますが、誰でも最初は初心者。長い目で見ていただきたいものです。
初ラウンドが楽しくなれば、きっとこれからのゴルフライフもエンジョイできると思います。


<参考サイト>
初心者ゴルファーのための道具選び
初心者ゴルファーのためのアイアン選び
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