ジャポニズムの茶会
美術工芸品というのは、絵画や彫刻を鑑賞するのとは違って、生活により近く思われます。この展覧会では19世紀後半頃を生きた人たちが、どんな食器を使ってお茶会をしていたのか、そのシーンも垣間見れるような素敵なテーブルセッティングで迎えてくれます。午後のお茶会は英国上流階級から始まった社交のひとつ。19世紀末から20世紀初頭のジャポニズムの陶磁器や銀製品で構成されたテーブルから当時の優雅な会話も聞こえてくるようです。
カトラリーはゴーハム社製で草花文
伊万里の影響を受けた文様や、花鳥文も見られます
どれが好きかなって、自分テイストのティーカップを選ぶつもりでみるうちに真剣に細部にまで見ることになるでしょうね。
当時のモード エレガントなティーガウン
日本製のティーガウン
英国陶磁器に見るジャポニズムの影響
展示室には、当時ジャポニズムの影響を受けて作られた英国の陶磁器も展示。ミントン社に残るパターンブックと照らし合わせながらの鑑賞もできます。【展覧会情報】
もてなす悦び展
会期:2011年6月14日(火)~8月21日(日)
開館時間:火・土・日・祝 10:00~18:00、水・木・金 10:00~20:00
休館日:月曜日 ※7月18日、8月15日は開館
会場:三菱一号館美術館
東京都千代田区丸の内2-6-2
観覧料:大人 1200円、高校・大学生 800円、小・中学生 400円
■関連リンク 三菱一号館美術館