シチリア島の気候
年間を通して温暖なシチリア島。11~2月の冬は、それなりに寒いですが、残りの季節はほぼ快適。特に春が訪れる3~4月は、花が咲き乱れ、まるで天国の趣。5月から年によっては泳ぐこともできる程温かくなり、6~8月は夏本番。9・10月は少し涼しくなりますが、それでもやっぱり海に入れる日もあり長い夏が続きます。空気が乾燥しているため、40度まで気温の上がる真夏でも日中(13~16時頃)を除けば、爽やかで過ごしやすいですが、太陽の光が強いため、帽子・サングラス・日焼け止め・水は四種の神器。熱中症・熱射病対策は必須です。特に、7・8月の遺跡観光は時間帯を選びましょう! (遺跡は得てして日陰がない)また、年間を通して、朝晩・太陽の出ている時間帯の温度差は大きく、10度位の差が出る時もあります。真夏でも朝晩ははおるものが必要ですが、一方、真冬でも昼間は半袖で歩けることも。脱ぎ着の調節がしやすい格好がオススメです。
シチリアへのアクセス
日本からシチリアへのダイレクト便はありません。日本からイタリアへ、直行便を利用した場合は、ローマかミラノで乗り換えが必要です。ローマ空港・ミラノ空港からシチリア島へは、パレルモ空港かカターニャ空港へ。どちらからも約1時間前後のフライトです。イタリア国内からシチリアへのアクセスは、アリタリア航空のほか、ブルー・エクスプレス、ウィンド・ジェット、イージー・ジェット、エアーワンなど各社エアラインが運行しています。
空からのアクセス以外に、海から・陸から、シチリアへ上陸する方法があります。海からは、ナポリ港やチビタ・ベッキア港から、パレルモ港・カターニャ港へ。車も乗せられるフェリーが出港しています。たいてい真夜中に出港し、明け方シチリアの港に到着しますので、意外にも時間を有効に使える方法のひとつです。
また、陸からの場合は、ナポリでシチリア方面へのインター・シティを利用。海沿いを走り、メッシーナ海峡を車両を分断して船に乗せて渡ります。海沿いを走るインターシティの車窓の美しさ、ドラマチックな上陸方法ですが、これは、時間がたっぷりある方におススメです。