レマン湖周辺の町2 ローザンヌ
レマン湖地方の中心都市、ローザンヌ(c)LT/R.Colombo
レマン湖北岸のほぼ中央部に位置するローザンヌ。ジュネーブとスイスの首都ベルンやチューリッヒを結ぶ幹線上にあり、パリやミラノなど周辺国の主要都市との間も直通列車で結ばれる交通の要衝になっています。レマン湖の対岸(フランス領)には、ミネラルウォーターで有名なエヴィアンの町を遠望できます。
バレエや劇、音楽など文化の香り豊かな町としても有名。若手バレエダンサーの登竜門として位置づけられているローザンヌ国際バレエコンクールでは、毎年のように日本人参加者の入賞者が出ています。
<主な観光スポット>
- ノートルダム大聖堂:スイスを代表するゴシック建築の傑作。ステンドグラスのバラ窓が有名
- オリンピックミュージアム:レマン湖に面した建物に、アテネ大会以来の膨大なコレクションを展示
レマン湖周辺の町3 モントルー
モントルーは湖畔のリゾート地の雰囲気満点
レマン湖の東端に位置するモントルー。ジュネーブやローザンヌが「都市」とすれば、モントルーは「湖畔のリゾート」といった趣き。町のどこからでも簡単に湖畔のプロムナードにアクセス可能。対岸フランス領にあるアルプスの峰々も近くに迫り、ガイドおすすめの滞在地です。毎年7月の約2週間、モントルーを舞台に開催されるモントルージャズフェスティバルも有名です。
<主な観光スポット>
- シヨン城:レマン湖の中に突き出た岩盤の上に建つため、まるで水の上に浮かんでいるように見えます。12世紀にフランスのサヴォワ家の所有となり、数々の改築を経て現在の美しい姿になりました。城内の見学は所要約1時間。モントルーからトロリーバスで10分
シヨン城はイギリスの詩人バイロンの詩にも登場
レマン湖周辺の町4 ヴヴェイ
ヴヴェイの湖畔に建つチャップリンの銅像
モントルーと隣接するローカル色豊かな湖畔の町。中世の時代からワイン産業の中心地として栄えた町で、2019年はワイン生産者の祭りがここで開催されます。(前回は1999年)。
レマン湖畔の広場にワインの栽培から醸造までワインづくりの世界が展開。平均すると25年に一度しか開催されないため、スイスでも「一生に一度見れるかどうか」という希少なお祭りとして知られています。2019年の開催は7月18日から8月11日の間です。
ヴヴェイはまた、食品分野の世界的企業、ネスレの本社があることでも有名です。湖畔にはこの地を愛し、ヴヴェイの隣村、コルシエに長年住んだ世界の喜劇王、チャップリンの像があります。また、チャップリンの邸宅は、チャップリンの世界を紹介するミュージアム、「チャップリン・ワールド」として一般に公開されています。