スイスを代表するワインの生産地

ラヴォー地区

黄金色に輝く秋のラヴォー地区(世界遺産)

レマン湖の北岸は、スイスを代表するワインの生産地。ベルン方面からの列車がローザンヌに近づく頃、広大なレマン湖と同時に、斜面に連なる階段状の広大な葡萄畑が目に入ります。レマン湖地方では、それぞれの生産村が特徴あるワインを作り、ワインの名前に生産村の名前が使われています。

世界遺産の葡萄畑、ラヴォー地区

レマン湖北岸に広がる葡萄畑の中でも、ローザンヌからモントルーの間のラヴォー地区が特に有名。このテラス状に連なるラヴォー地区の葡萄畑が、世界遺産に登録されています。急斜面に連なる葡萄畑、まぶしく煌めくレマン湖、対岸にはアルプスの峰々。特に葡萄の木が黄色く色づく秋の美しさは、ため息が出るくらいです。

この景観は決して自然からそのまま与えられたものではありません。1000年ものワインづくりの伝統の中で、ここに住む地元の人々が営々と築き上げてきた、文化的景観なのです。

レマン湖の北岸は、三つの太陽があると言われています。まず空に輝く太陽。次にレマン湖の反射光。そして最後は、斜面を支える石垣が日中に蓄える輻射熱です。溢れんばかりの光に恵まれて、白ワインを中心にスイス中で愛される数多くの銘柄を生み出しています。

<ラヴォー地区の代表的なワインの銘柄>
  • カラマンCalamin
  • シャルドンヌChardonne
  • デザレーDezaley
  • エペッスEppesses
  • サンサフォランSt-Saphorin

ワインの試飲に挑戦

カヴォー

雰囲気たっぷりのカヴォー(ワインバー)

ラヴォー地区まで来たならば、世界遺産の地域で出来たワインの試飲もしてみましょう。ワインの生産村には、その村の生産農家が共同でワインを試飲しあう「カヴォー Caveau」と呼ばれるワインバーがあります。

ラヴォー地区にあるワイン生産村のひとつ、
エペッス村のワインバーのサイト(フランス語/ドイツ語)などを見ると、雰囲気だけでも判ると思います。

チーズやソーセージなども注文できるので、「ちょっと一杯だけ」のつもりが、ついグラスを重ねることになってしまうかも。料金はボトル1本で25~30スイスフラン。おみやげに買って帰るのもいいでしょう。


 

「五月の雪」ナルシスの花を訪ねて

ナルシス

レマン湖の春と言えば「五月の雪」ナルシス

毎年4月末から6月のはじめにかけてモントルーとヴヴェイの背後の丘は、ナルシスの花で真っ白に染まります。一面に雪が降り積もったかのようなその様子は、現地では「五月の雪」と呼ばれています。

ナルシスの名前は、ギリシャ神話に登場する青年の名、ナルキッソスに由来。「自己愛」の代名詞、ナルシシズムの語源は、このナルキッソスです。

ナルシスの花は、天候や標高によって2週間くらいの間で次々に咲く場所を変えていく日本の桜前線のようなもの。その年の開花状況は、直前になってみないと判らないので、現地到着後にホテルや観光局で確認しましょう。

<ナルシスの4大群生地>
  1. ロッシェドネー(モントルーから登山電車)
  2. レザヴァンからソンルー(モントルーから列車とケーブルカー)
  3. モンペルラン(ヴヴェイから列車)
  4. レ・プレイヤード(ヴヴェイからケーブルカー)

写真提供: Lake Geneva Region Tourist Office
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