スイスを横断する3つのライン

スイス交通機関

列車やバスだけでなく、ゴンドラやロープウェイなど山岳交通機関も全国に張り巡らされている

スイスの主な3ルート

スイスを東西に結ぶ3本のライン

九州ほどの小さな国土のスイスですが、山、街、湖など見どころは満載。鉄道が発達しているスイスでは、一ヶ所に2泊ないし3泊ずつしながら、スイス各地をを効率的に動きまわることができます。

ユングフラウ地方やツェルマットなど人気の観光地と、氷河特急など絶景ルートを走る列車を組み合わせて、スイスをぐるりと周遊するコースが人気。ここではスイス旅行のおすすめモデルコースをご紹介します。

まず右上の3本のラインが入った地図をご覧ください。

■スイスのメインルート(一番上の黒のライン)
スイスの東の玄関口チューリッヒと、西の玄関口ジュネーブを結ぶスイスの大動脈です。ルート上には首都ベルンをはじめ、ローザンヌやフリブールなど、スイスの主要都市がこの路線に集中しています。

チューリッヒ~ジュネーブ間は高速道路で結ばれ、スイス国鉄の都市間急行(インターシティ)も頻繁に発着。スイスのメインルートと言えるでしょう。

■ゴールデンパスライン(青のライン)
レマン湖畔のモントルーとルツェルンを結ぶ山間を抜けていく路線で、ちょうど中間地点にユングフラウ観光の拠点となるインターラーケンがあります。

ゴールデンパスラインを通り、ルツェルンからモントルーまで列車で移動する場合、インターラーケンとツヴァイジンメンの2ヶ所で乗り換え。所要時間は約4時間30分です。車両の天井部分がガラス張りになった見晴らしのよいパノラマ車両も、この路線を走っています。

チューリッヒからジュネーブへの移動は、黒のメインルートが早くて便利ですが、観光をしながらのんびり移動するには、おすすめの路線です。

■氷河特急のルート
(赤のライン)
スイスを代表する山岳リゾート地、ツェルマットとサンモリッツの270キロを、約8時間かけて結びます。

氷河特急は「世界一遅い特急列車」と言われるだけあり、平均時速は約35キロ。ゴールデンパスラインよりもさらに山深い地域を走るため、あまりスピードを出すことができません。それだけ車窓からの素晴らしい景観を、じっくり楽しめるというわけです。

日程にあまり余裕がない場合は、サンモリッツからではなく、クール~ツェルマット間の約6時間だけでも、氷河特急の魅力を十分楽しむことができます。

スイス3大名峰

スイス3大名峰

スイス3大名峰はスイス中央部から南部に位置

スイス旅行のパンフレットなどで見かける、「スイス3大名峰」。まず最初はユングフラウ地方を代表する名峰、ユングフラウ(標高4158m)からご案内します。メンヒを挟んで肩を並べるアイガーも有名な山。登山電車で標高3454m、ヨーロッパで一番標高が高い鉄道駅、ユングフラウヨッホまで上がることができます。

2番目は三角錐の尖った形で有名なマッターホルン(標高4478m)。その姿は、まるで天空に突き刺さっているかのようです。麓の村はツェルマットで、ガソリン車乗り入れ禁止の静かな村です。

最後はスイス東部、エンガディン地方の名峰ピッツ・ベルニナ(標高4049m)。マッターホルンのように、誰が見てもすぐに判るというわけではないのですが、ベルニナ山群の最高峰として、エンガディン地方を代表する山となっています。

ちなみにヨーロッパ最高峰のモンブラン(標高4810m)はフランスとイタリアの国境に位置しており、残念ながらスイスの外。モンブランとスイスの3大名峰を合わせて、「ヨーロッパ4大名峰」と呼ばれています。