ガーデニング・園芸/植物の種類と育て方

緑のカーテン&緑の絨毯で夏を乗り切る!(2ページ目)

夏の暑さ対策として、すっかりおなじみになった緑のカーテン。特に今年は、節電目的でも注目を浴びています。そこで今回は、つる植物や這い性の植物などを使った緑化で夏を乗り切る工夫についてご紹介します。

畠山 潤子

執筆者:畠山 潤子

ガーデニングガイド

今年は緑の絨毯も!

芝生の庭

芝生も悪くないけれど……

構造上、緑のカーテンを作るのが難しい場所にも、夏の太陽は容赦なく照りつけます。日に晒されたコンクリート面などは火傷しそうな熱さになるうえ、照り返しで空気も温められます。そんな所には、緑の絨毯を敷いてしまいましょう。

緑の絨毯には、横に這うように広がる植物が適しています。いわゆるグラウンドカバープランツと呼ばれる植物で、もっともポピュラーなものとして、芝生があります。しかしベランダの一角などを緑化したい場合には、使い勝手が良いとは言えません。丈夫で手間がかからず、葉が密に茂ってマット上になるもので、なおかつ夏の暑さに強い植物が良いでしょう。

ヒメツルソバ

ポリゴナム(ヒメツルソバ)は、花も可愛い

例えば、セダム、ツルニチニチソウ、ヘデラ、ポリゴナム(ヒメツルソバ)、マツバギク、リッピア(ヒメイワダレソウ)などが挙げられます。植え付けはプランターでもできますが、ベランダでは軽量用土を使うなど、耐荷重に注意します。また、屋上緑化や壁面緑化といった緑化事業が盛んになってきたこともあり、容易に使える植え込み資材なども増えてきたので、設置費用と合わせて検討してみては。

複合技で楽しもう!

最後に、「しまった、植え遅れちゃった!」の場合にも使える、複合技をご紹介しましょう。

つる植物のプランターはベランダ手摺りに掛け、短期間でカーテンを完成させます。コンクリート面の照り返しは、緑の絨毯でカット。カーテンと絨毯の間は、ヘデラやツルニチニチソウのハンギングでスクリーンを作って覆います。
夏の日差し対策

「伸ばす」、「垂らす」、「敷く」の複合技で、夏の日差しをカット!

これなら、短期間で夏の日差し対策ができますよ。
屋上緑化

屋上緑化だけでなく、緑のカーテンや壁面緑化、生垣にも助成金制度が


なお、緑のカーテンや壁面緑化、屋上緑化などに対して、助成金制度を設けている自治体もあります。条件など自治体によって異なりますので、まずはお住まいの自治体ホームページを調べたり、直接問い合せてみてはいかがでしょう。

 

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