子供を勉強嫌いにする言葉
確かに「勉強しなさい」と言った直後には、お子さんは勉強するかもしれません。しかし、それは怒られたから勉強しているだけで、決して自発的にしているわけではありません。むしろ、お子さんにとっては「勉強は親に強制されてやる嫌なもの」と感じてしまうかも。また、お子さんが小学生になると、ほかのお子さんと比べられる機会が多くなってきて、保護者の多くは「もっと頑張りなさい」と言いたくなりがちです。ついつい言葉もきつくなり、「お兄ちゃんは賢かった」や「こんな簡単な問題もできないの」などと、お子さんの自尊心を傷つけるようなことを言ってしまうことも多いようです。
子供のやる気を引き出す秘訣
できることを褒める。「自分は勉強ができない」と思わせないことが大切です
お子さんを感情的にしかる前に、「こんなふうに言われたら、子どもはどう感じるだろう」と、一度立ち止まって考えてみてください。なぜ勉強をしないといけないのかをゆっくり言い聞かせるようにしましょう。
小学生のお子さんは「自分はできる」と思い込めれば、本当にできるようになるのです。逆に「自分はダメなんだ」と思い込めば、勉強に対する興味を失ってしまうこともあります。
お子さんを勉強嫌いにさせないためには、「勉強が楽しい」と感じられる環境をつくってあげることも大切です。例えば、家庭学習をしたら、カレンダーにシールを張ってあげるなど、ちょっとした工夫でお子さんのやる気を高めることができるのです。
難関中学に合格した子どもが親からかけられた言葉は、子どもにやる気を出させるものだったに違いありません。