パン/パン屋さん取材レポート(東日本)

ローズベーカリー【丸の内】(3ページ目)

パリで大人気のローズベーカリーが丸の内に上陸しました。ベーカリーと言えどパン屋さんではないこのお店。野菜を中心とした新鮮な料理、シンプルなパンとイギリスならではの焼菓子が楽しめます。

清水 美穂子

執筆者:清水 美穂子

パンガイド

 ローズベーカリーのパン ド カンパーニュとソーダブレッド

右上:ソーダブレッド(300円)、その他:パンドカンパーニュ(ホール1400円、ハーフ700円)、レスキュール社のバター、ヒマラヤのピンクロックソルト(1000円)

右上:ソーダブレッド(300円)、その他:パンドカンパーニュ(ホール1400円、ハーフ700円)、レスキュール社のバター、ヒマラヤのピンクロックソルト(1000円)

料理にはパン ド カンパーニュが2切れ(おかわり自由)と相性の良いレスキュールのバター、ヒマラヤのピンクロックソルトがついてきます。無塩バターに好みで岩塩を挽く、という所作には特別感があり、繊細な味わいを満喫できます。

特製のパンはグループ店舗である「ロイヤルガーデンカフェ青山」のベーカリー厨房から運ばれてきます。ルヴァン種で発酵させ、よく焼きこまれたカンパーニュで、目指したのはパリ店で仕入れているローズさんお気に入りのプージョランのパン。ローズさんからは「パーフェクト!」の評価のお墨付きだそうです。

スコーンのようだけれど大きく、少しゴツゴツした見かけのパンは、ベーキングソーダ(重曹)を使うソーダブレッド(300円)です。油脂分が少なくざっくりした食感で、濃厚なスープに合います。ソーダブレッドにしては小さめの食べ切りサイズです。

ローズベーカリーの焼き菓子

レーズンスコーン(300円)、スコーン(250円)

レーズンスコーン(300円)、スコーン(250円)

パリでは本家ロンドンより人気というスコーンは空気感のある軽さに仕上がっています。店では、クロテッドクリームではなくバターとジャムが添えられます(550円~)。

家庭のテイストが基本となっているケーキ類はどれも甘さ控えめ。粉は主にVIRON社の中力粉に近いものが使われています。粉の研究を重ねたローズさんならではの独自の製法が日本のスタッフにも受け継がれています。
レモンポレンタケーキ(350円/100g)

レモンポレンタケーキ(350円/100g)

ペストリーチーフの宇戸平智子さんは「手の動きをイメージして、こねるのではなくやさしくまとめていくように作ります。手数をできるだけ少なくと言われています」と教えてくれました。ローズベーカリーのファンをがっかりさせないようにローズさんと連絡を取り合い、大量生産できないその味を守っています。
キャロットケーキ(550円)、パウンドケーキ類は量り売り。

キャロットケーキ(550円)、パウンドケーキ類は量り売り。

日本での今後の展開は1年以内に2店舗、銀座と吉祥寺に出店予定。
店によって違ったスタイルになるそうです。

ローズベーカリー

ローズベーカリー

ローズベーカリー丸の内
住所:千代田区丸の内2-1-1明治安田生命ビル1F
電話:03-3212-1715
営業時間:11:00~20:00 無休
東京メトロ千代田線二重橋前徒歩3分
Yahoo!地図情報

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