2/2 省電力で快適なオフィスの照明とは [インテリア照明] All About

省電力で快適なオフィスの照明とは(2ページ目)

電力削減のために、オフィスの照明を消灯、減灯しているところもありますが、目が疲れてしまったり、作業効率が落ちてしまうこともあるようです。そこで、今回は、少ない電力で、効率良く明るさをとるオフィスの照明について考えてみたいと思います。

最新のLED照明

写真1.山田照明・ライティングフェア2011

写真1は、2011年の3月に行われたライティング・フェアで山田照明から発表された、タスク・アンビエント照明を想定したLED器具です。

デスクスタンドで机上面の明るさを確保しつつ、ペンダントシステムで天井面を間接的に照明します。

デスクスタンド器具「Z-70」は目に優しいソフトスタート機能で、灯具の下についたボタンで、明るさと色温度を変えることができます。たとえば、昼間は白い光、夜は電球色の落ち着いた光で作業をしたり、昼休みや休憩時に色温度を変えたりするなど、視作業の内容や気分の切り替えに対応することができます。

また、LEDで問題になるマルチシャドウ（多重の影）が出ないように、設計されており、長時間使用しても目に負担をかけない、細やかな設計が特徴です。

写真2.色温度や明るさを簡単に調整できる

ペンダント「modura」は、13.5mmの薄いプレートの内部にLEDが設置されており、天井面を照明します。天井反射光が全般照明として機能するとともに、視覚的に明るい印象の空間となります。LEDの薄さを生かしたシャープなデザインで、エッジの部分もきれいです。

照明器具は、長方形タイプと正方形タイプがあり、部屋の広さや用途に応じて選ぶことができます。

写真3.様々なセンサー機能も制御できる操作パネル

写真3は、これらの照明器具を操作する操作パネルですが、シーンの記憶や点滅操作の他に、ショックセンサーや、昼光センサー、モーションセンサーなども内蔵しており、様々な自動制御を可能にしています。

山田照明では、この他にもLEDの特徴を生かしたペンダントやスポットライト、有機ELを使ったスタンドライトなど、多くのデザイン器具を展示しており、ライティング・フェア2011のブース内は、終日混み合っていたようです。今後もオフィスに向けた器具やシステムの提案を行うそうで、注目していきたいと思います。