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間取り変更リフォームの費用はやり方次第で変わる 

リフォームの間取り変更の掟と裏技!費用を抑えて理想の家に

間取り変更リフォームは小さなプランの違いで、数十万円の差が出ることもある。

間取り変更リフォームは、ちょっとしたプランの差で大きく費用が変わります。今回は、事前にチェックしておきたい費用が高くつく工事、間取り変更をしないで理想の家に近づけるアイデア、動かせない間仕切り壁を活かす方法など、押さえておきたい掟と裏技をご紹介します。

まずは費用がかさみやすいリフォームのパターンを知っておきましょう。建築工事の特性を知っておけば、コストダウンしながら理想の家を目指すことができます。

まずは費用が高くつく工事をチェック!
間取り変更リフォームの掟-1 

キッチンの間取り変更リフォーム

キッチンを対面にするなど水まわりの移動は、配管や電気配線の移動、壁の作り替えや内装工事が絡むので費用がかさみやすい。

間取り変更リフォームは、建築工事の特性から、ちょっとしたことが高くついたり、逆に意外に安くできることもあります。注意したいのが、一見単純な工事のように見えて、実は手間がかかって費用が高くつく工事です。

まずは希望のプランにこのような工事が含まれていないかチェックしてみましょう。以下にご紹介しているのは、費用がかさみやすい工事です。

【費用がかさみやすい工事チェック】
  1. キッチン、浴室、トイレなど水まわりの移動
  2. ダイニングとリビングの間のジャマな間仕切り壁を撤去
  3. 階段の移動
  4. 廊下の幅を広げる
  5. 窓サッシの移動
これらの工事は、間取り変更の際に必ずと言っていいほど含まれるものです。例えば、閉鎖的なキッチンを対面式のオープンスタイルにしたい場合は、水まわりの移動、間仕切り壁撤去、窓の位置を移動するなどの工事が必要になります。

費用がかさむ理由を知っておけば対策できる
間取り変更リフォームの掟-2 

階段の移動リフォーム

階段の移動や廊下の幅を広げる工事は、耐力壁が絡むことが多いのでリフォーム費用がかさみやすい。

これらの工事に費用がかさむのには理由があります。その理由を知っておくと、費用を節約しながら希望の住まいにする方法が見えてきます。

【1】キッチンや浴室、トイレなど水まわりの移動を伴うリフォームは、給水管、給湯管、排水管、そして電気配線なども動かす必要があり、その際には古い管を新しく入れ替えたり、繋ぎなおしたりなどの費用が掛かります。

【2】ダイニングとリビングの間のジャマな間仕切り壁を撤去するリフォームは、マンションの薄い間仕切り壁なら工事は簡単ですが、一戸建ての場合はその間仕切り壁が構造上、重要な耐力壁であることが多いためリフォーム費用がかさみます。

耐力壁を移動するためには構造計算や補強工事が必要になり、構造によっては移動ができないケースもあります。比較的壁の移動がしやすい在来工法と呼ばれる一般的な木造住宅でも、耐力壁を移動するためには、柱の移動、梁の架け替え、新しい柱と耐力壁の設置、天井の解体・補修、床の解体・補修、新しい基礎打ちなどが必要になります。

【3】階段の移動と、【4】廊下の幅を広げるリフォームは、階段を支える壁面や廊下の壁面が耐力壁であることが多いため、やはりそれらの移動に費用が掛かります。

【5】窓サッシの移動は、移動にからむ壁が耐力壁であるかどうかで費用が変わるのはもちろん、窓枠の取り付け、内装工事、外壁の補修費用が必要になります。

高くつく工事を避けたプラン提案をしてもらおう
間取り変更リフォームの掟-3 

間取り変更リフォームの相談

費用が掛かる部分の見極めは、リフォーム会社に提案してもらうのがコストダウンへの早道になる。

このような費用がかさみやすい工事をできるだけ避けつつ、理想の間取りを目指すのが、間取り変更リフォーム基本の掟です。しかしどこに費用が掛かっているのかを見極めるのはなかなか難しいものです。

そこで賢く利用したいのがプロの知恵!豊富なリフォーム経験がある会社や担当者なら、ここは安く簡単にできる、こっちは費用が高くつくといったようなことをよく知っています。自分であれやこれやと悩むより、リフォーム会社から費用が掛かる工事を避けたプランを提案してもらうといいでしょう。

その際は、どんな暮らしをしたいのか、要望に優先順位をつけてしっかり伝えましょう。いくら値段が下がっても、満足のいかない内容になってしまっては意味がありません。

リフォーム工事はほんの小さなプランの差で大きく値段が下がることもありますから、こうすれば安くなるというコストダウンの提案をしてもらうのが、安く理想の住まいを手に入れる一番の早道です。中古住宅購入リフォームをする際も、上記のような費用がかさみやすい工事の必要がない物件を選ぶと、費用の節約ができます。

では次に、費用がかさみやすい工事を避け、節約しながら理想の住まいづくりをするアイデアをご紹介します。

水まわりの移動無しでもここまでできる!
間取り変更リフォームの裏技-1

キッチンの間取り変更リフォームで多いのは、壁付け式キッチンを対面式キッチンにしたいと言うものです。しかしシンクとコンロの位置を移動すれば、その分リフォーム費用がかさみます。そこで、これらはそのままの位置で、キッチンカウンターだけを延長してL字型にしたり、カウンター収納で対面風にしたりすすれば、対面風にしながら費用の節約ができます。
間取り変更なしキッチン例

コンロやシンクの位置はそのまま、カウンターを延長したり、アイランドカウンターを設置すれば、対面風の使いやすいキッチンになる(パナソニック

洗面所を広げたい、収納を増やしたい場合は、間仕切り壁を移動して面積を広げる前に、ドアの位置を見直してみましょう。洗面所は狭い面積に、洗面所のドア、浴室のドア、窓がありますので、その位置を見直すだけでも収納スペースを生み出せる可能性があります。
洗面所間取り変更の事例

洗面所の場合、ドアと洗濯機の位置を移動させるだけで収納スペースが生み出せる可能性がある。

増築や間取り変更無しに、出窓を作ることで0.75坪の浴室を1坪に広げることができるシステムバスもあります。リフォームの詳細は下の記事でご紹介していますのでご覧ください。  

ジャマな間仕切り壁はインテリアのアクセントに
間取り変更リフォームの裏技-2

LDKのジャマな間仕切り壁を撤去したいけれど、構造上難しい場合には、その壁を活かすリフォームプランを考えてみましょう。

例えば、動かせない壁に飾り柱やアーチを取り付ける、タイルを張ってインテリアのセンスアップを図る、収納を取り付けてLDKをスッキリ片付ける、在来工法や鉄骨造なら柱やスジカイなど内部の構造体を露出させてアクセントにしながら風と光を通すことも可能です。
間仕切り壁にモザイクタイル

構造体を避けてLED照明や小窓を埋め込んだり、モザイクタイルを張りこんだりすれば、ジャマな間仕切り壁がインテリアのアクセントになる(LXIL
 

家全体をワンルームと考えると自由度が広がる
間取り変更リフォームの裏技-3

バリアフリーリフォームをする際に問題になりがちなのが廊下の幅です。そのままでは車いすが通れないと言うこともあります。

しかし廊下の幅を少しずつ広げるような間取り変更は、耐力壁を動かすリフォームになるので、あまり効率がよくありません。そんな時は廊下を広げようとするのではなく、耐力壁を残して家全体をワンルームとして、間取りを再検討してみましょう。きっと新しいアイデアが沸いてくるはずです。

例えば廊下を通らないよう出入り口を見直し、庭から直接家の中に入るようにするアイデアもあります。廊下の幅を広げるよりも、道路からスロープで庭に入り、ウッドデッキなどから部屋に直接入れるようにしたほうが、工事が楽で住む人も楽に暮らせる場合もあります。
 

生活スタイルが変化すれば必要な間取りも変化する

築20年も経てば生活スタイルは変化し、必要な間取りも変化します。間取り変更リフォームの掟と裏技で上手にリフォームをして快適な暮らしを手に入れましょう。

増改築リフォームを進める際の手順、成功のポイント、改築費用を安く抑えるコストダウンのコツは下記でご紹介していますのであわせてご覧ください。
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