介護・福祉業界で働く・転職する/介護・福祉業界の転職ノウハウ

介護福祉職 応募書類作成ポイント

応募先を数社に絞ったら次は書類作成です。作成する履歴書は同じであっても気を抜いてはいけません。なぜなら応募書類から第一印象が決まってきます。一社一社と向き合う姿勢を忘れずに対応していきましょう。

井上 ルミ子

執筆者:井上 ルミ子

介護・福祉業界で働く・転職するガイド

応募先が絞れたらいよいよ応募書類の作成です。事業所のなかには、第1審査に書類選考を位置づけているところもあり大切な作業の第一歩です。

採用担当者は3つのポイントをチェックする

履歴書の写真

履歴書で第一印象が決まります、丁寧に書きましょう

  1. 丁寧に書かれているか
  2. 志望動機の具体性
  3. 職務経歴からの経験値 

応募書類は事業所側との最初の接点になります。選考過程で、「早くこの人に会いたい」「よさそうな感じ」「ダメな感じ」との会話が担当者間で交わされています。履歴書からあなたの人柄を、職務経歴書から経験や技術を読み取ります。採用側が知りたいのはあなた自身ということを忘れないようにしましょう。

しかし、あらかじめ決められたフォーマットの中で自分自身を表現するのは難しいこと。特に介護職未経験の人にとってはこれだけで挫折しそうになります。そこで、注意すべきポイントを3つあげましたので、これを参考に応募書類の作成に入りましょう。

丁寧に書く

身だしなみの整った写真、誤字脱字や癖字に注意するのは基本的なこと。丁寧さのない履歴書からは、就労後避けては通れない介護記録が「書けるだろうか」という不安を採用者に与えます。また、人のお世話をする仕事に適していないとみなされ敬遠される傾向にあります。介護職はコミュニケーション能力が求められます。基本である丁寧さが足りない人はこの仕事は務まりません。まず丁寧に書くことを心がけましょう。

志望動機には素直な気持ちを書く

採用側は、志望動機を読むことで本人のやる気や継続性を感じ取ります。自分の素直な気持ちを書きましょう。

介護経験者は「経験を活かす仕事を希望します」、未経験者は「介護を志した理由」などが書かれています。加えて応募先として選んだ理由、応募先でないといけない理由を記入すると、事業所への関心の高さを伝えることができます。

経験者の志望動機の記入例

37歳女性
病院、グループホームでの経験を活かすことができると考えました。

29歳女性
短大卒業後より、現在の職場にてサブチーフとして働いてきました。今までの経験を活かすと共に、新しい職場で、自分自身を成長させたいと思い志望しました。

46歳女性
利用者の生活を支える訪問介護に少しでも役立ちたいと思い、将来を見据えた上で経験を積ませていただきたい。

■未経験者の志望動機の記入例

48歳女性
3年にわたる義母の介護を通して、大変でしたが通じ合えた時の喜びも実感致しました。この時の経験を活かし、自分にとってやりがいのある仕事として携わりたいと思います。

52歳男性
転職決心後、社会で求められている介護に興味を持ち、ヘルパー2級を取得しました。講義や実習を通じて人と接する喜びを感じ、職業として携わっていきたいと思います。

未経験者の中には、資格取得を志望動機欄に書かれていますが、資格を取得しようと思ったきっかけや、学習後どう活かしていきたいと感じたのかなど表現しましょう。
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