2011年も開成が東大合格者数トップ
1位は、昨年に引き続き開成(東京)の172名。2009年には136名と大幅に合格者を減らしたものの、翌2010年には168名と巻き返し、今年はその反動もなく多くの合格者を輩出しています。
2011年東京大学合格ランキング、トップは開成(東京)、2位は灘(兵庫)、3位は筑大駒場(東京)。
2位も昨年に引き続き灘(兵庫)で、合格者数は99名。しかし、合格者数は2けた台にとどまり、3位の筑波大学附属駒場(東京)が98名と迫ってきています。灘高校の過去3年の京都大学合格者数の推移を見てみると、23名(08年)→37名(09年)→35名(10年)となっており、2011年が45名ということからも、東大から地元京大へというシフトが起こっているのは確かなようです。2008年の「リーマンショック」の影響が未だに残っており、今後、トップ校の勢力図が変わる日が来るかもしれませんね。
私立御三家の一つ、「武蔵」が健闘
4位は、桜蔭(東京)の75名、5位は、麻布(東京)の70名、6位は駒場東邦(東京)の64名で、地元東京の高校が占めています。目立った所では、都立高校の日比谷(東京)と西(東京)が共に29名(21位)と、そろってベスト30入り。進学重点校として、着実に実績を重ねています。また、かつて私立の御三家と呼ばれた武蔵(東京)は、18名(08年)→20名(09年)→24名と、近年、着実に合格者を増やしており、今年は28名(25位)まで合格者を伸ばしています。今後の動向に注目したいところですね。
2011年も公立高校トップは岡崎
東海勢は、公立ではトップの岡崎(愛知)の37名のほかは、旭丘(愛知)が25名(28位)でランクインしたのみ。東海(愛知)、岐阜(岐阜)は共に合格者を減らしてランク外となっています。というのも、東海高校は、医学部合格に定評があり、もともと受験生が東大にこだわらない傾向があり、岐阜高校は、東大と京大で分散する傾向があるようです。