PC対応は必須 ダイレクト接続モデルは使い勝手がピカイチ
まずチェックしたいのが「PC対応」の有無だ。PC対応とは、録音した音声をPCに取り込めることを示す。最安エントリーモデル以外はほとんどがPC対応だが、念のため必ずチェックしておこう。外部メモリー対応モデルの方が安心
内蔵メモリーが4GB以上あればまず問題はないが、リニアPCM形式で録音するとすぐにメモリーがいっぱいになってしまう。外部メモリーに対応しているモデルなら、いざ「メモリー残量がない!」という時でも安心だ。外部入力端子があればより便利に使える
マイクやライン入力などの外部入力端子があるとより便利だ。例えば外国人の講演などで同時通訳レシーバーを利用する場合、ライン入力端子にケーブルをつなぐとクリアに録音できる(講演などの録音は必ず主催者が許可しているかどうかを確認のこと)。リニアPCM形式対応も決め手の一つだ
高音質を求める人は、リニアPCM形式の録音に対応するかどうかもチェックすると良い。音楽録音などに用いる場合はもちろんだが、ビジネス用途でも「これは絶対に聞き逃せない」という場合にはリニアPCM形式で録音することをお勧めする。Wi-Fi対応モデルも登場
最近ではビデオカメラやデジカメにWi-Fi機能を搭載し、スマートフォンにコンテンツを転送したりコントロールしたりできるモデルが増えている。ICレコーダーもその流れをくんで、スマートフォンから操作できるモデルも登場している。話者までの距離が離れたセミナーや会議などの場合、可能であれば話者の近くにICレコーダーをセットしたいが、そうすると録音がしっかりできているかどうかモニタリングできなくなってしまう。Wi-Fi対応モデルなら、スマートフォンから録音状況を確認できるだけでなく、録音の開始や一時停止などもリモート操作できる。バッテリーの種類と持続時間もチェック
バッテリーの種類と連続録音時間もチェックしておこう。特にバッテリーの種類は要注意だ。ほとんどが単3形か単4形の乾電池1~2本で駆動するが、一部に専用充電池を用いるモデルがある。専用充電池モデルの場合は充電不足の場合に対処できないので注意してほしい。軽さや予備電池の持ち運びやすさから考えると、単4形1本で長時間駆動するモデルが最も扱いやすい。次のページでは、いまおすすめのICレコーダーをご紹介しよう。