ダイエット効果に期待大!「黒色食材」の栄養素
■キーワード1 「食物繊維」で便通改善&太りにくい体にキノコ類、海藻類、こんにゃく、ごぼう、黒胡麻、ドライフルーツなどに多く含まれている栄養素は、食物繊維。食物繊維はデトックス食材と言われるように、便通を良くしてくれる栄養素です。また食物繊維は、炭水化物が体脂肪になるのを妨げてくれる働きがあり、食事の前半にとると太りにくくなるとも言われています。
したがって、毎日の食事の中に食物繊維を豊富に含む食材を適宜取り入れることで、太りにくくなることが期待できます。十分な水分と一緒に摂るようにしましょう。
■キーワード2 「アントシアニン」が脂質代謝をアップ
黒豆や黒米に含まれている黒い色素は、シアニジン-3-モノグルコサイド(アントシアニン)という成分。“脂質代謝を改善したり、体内の脂質を体外に排泄させるのを促進させる働き、または、腸管での吸収を抑える働きである可能性が考えられる(株式会社フジッコ・静岡県立大学薬学部の研究による)”とも言われています。したがって、黒豆や黒米は、色の淡い豆や米よりも脂質代謝を助けてくれると考えられるでしょう。
■キーワード3 「ゴマリグナン」と「ビタミンE」が血行促進
これらは黒胡麻に含まれる成分で、アンチエイジング効果があると言われています。“運動による過酸化脂質の上昇が抑えられる事(体内の活性酸素を取り除くアンチエイジング効果)でゴマリグナンの抗酸化作用が実証されたり、ゴマリグナンとビタミンEを併用することにより、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールを下げる効果がある(サントリー、京都大学の研究による)”という情報もあります。
血行を良くすることは、美容や健康にプラスの効果があると考えられますが、直接的に減量に結びつくものではありません。
■キーワード4 「酢酸」で内臓脂肪現象&血糖値上昇を穏やかに
“黒酢などに含まれる酢酸には、毎日継続的にとることで肥満気味の方の内臓脂肪を減少させたり、食後の血糖値上昇を穏やかにするお酢の働きが科学的に証明されている(ミツカンホームページより)”と言われています。お酢を適宜食事に取り入れることで、ダイエット効果が期待できると考えられます。
■キーワード5 「ミネラル」がキレイ痩せをサポート
黒砂糖や黒蜜、ココアやドライフルーツには、カリウムやカルシウム、マグネシウムや鉄分などのミネラルが含まれています。少量でも甘さを強く感じられるので、全体の量を控えても美味しく食べられるメリットもあると言われています。その他海藻類にもミネラルは豊富です。
このように、黒い食材には何らかの美容・ダイエット効果があるとも考えられます。とはいえ、どれもが食品であり薬ではないので、即効性があるわけではありません。日々の食事に、適量を上手に取り入れることが何より重要ですね。