震災によって、一部液状化も
新浦安など埋立地の被災状況
3月11日に発生した東日本大震災は、首都圏でも大きな被害をもたらしています。震源地に比較的近く揺れの大きかった茨城県や、埋立地で震災による液状化が発生した千葉県の東京湾岸エリアは、特に被害が大きかったようです。その中の一つ、千葉県浦安市の新浦安駅周辺を訪ねました。
既に5日が経過し、一見街に大きな変化は見られませんが、注意してみると建物と地盤面の接合部がずれていることに気が付きます。
地震による液状化によって水分を含む大量の土砂が地表に噴出。場所によっては、地盤面と建物基礎部分がずれ道路が壊れるなどの被害が出ています。
浦安駅のデッキに繋がるエレベーターは、地盤面から大きくせり出し、使用できない状況です。こうした状況は、街を歩くと随所に見られます。
車道などは、かなりきれいになっていますが、歩道を歩くと噴水の跡がまだ残っている箇所があります。
中心部にあるイトーヨーカドーの大きな建物も、地盤面からやや浮き上がったように見える。入口も大きくせり出している。
次ページでは、建物などの被害状況を紹介します。