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ライフラインが停止 震災の被災地「新浦安」の今(2ページ目)

3月11日に発生した東日本大震災。首都圏でも被害がでています。震災によってライフラインがとまった、被害状況の大きい「新浦安」の状況を現地でリポートします。

岡本 郁雄

執筆者:岡本 郁雄

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マンションの建物は大きな被害はなし
ガス・下水道・上水道 ライフラインの復旧が課題

各マンションの被災状況は、大きな揺れはあったものの地元の方に話を伺うと大きな損傷などは、無かったようです。埋め立てエリアであり、基礎杭を深く支持層まで入れており、建物被害は少なかったようです。

一方、戸建住宅は塀が倒れたり一部建物が傾いたり被害が大きかったようです。

新浦安の街並み

新浦安の美しい街並み 建物の破損とかはなかった模様

今、生活をする上で大変なのがライフラインの停止のようです。上水道・下水道が現在使用できない状況が続いており、トイレに行くにも外出が必要な状況とのこと。断水で調理や洗濯もできない状況です。また、一部の地域ではガスも使用できない状況のようです。

こうした生活環境は、日常生活が送れない状況で、首都圏の親類の方の家に一時的に身を寄せる方や中には、ホテルで生活している方もいるようです。早くのライフラインの復旧が望まれます。

震災直後からツィッターが情報源に
多くのボランティアとともに復興が進む

こうした状況下で、地域の情報源になったのがツィッターや地域コミュニティサイトだそうです。携帯電話が通じにくい中、情報伝達手段として威力を発揮したツィッター。浦安市のツィッター広報サイトでは、街の情報を適宜発信しています。

また、復興に向けて活躍しているのがボランティア。震災直後は、通行できない状況にあった道路も地域のボランティアを中心に、あふれた砂を除くことで現在は通行できる状況です。

地元の方の話では、ボランティアの数は徐々に増えておおよそ1000人程度の人が参加しているとのことです。街に対する愛着が大きいことがこうした取り組みにも表れているのかもしれません。

街のボランティア

ボランティアが多く集まり、噴出した砂を回収している

駅前の大規模マンションでは、管理組合で敷地内の砂の収集をしている姿も見られました。地震などの災害への備えは、こうした地域のコミュニティかも知れません。

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