つる植物とは
アサガオは代表的なつる植物
またつる植物は、その特性から壁面緑化に向くので注目を集めています。なお支持体が無い状態では、地面を這うように広がるものもあります。
つる植物の種類
フジは茎を巻きつけて体を支える
■茎で巻きつく
例:アケビ、アサガオ、カロライナジャスミン、クズ、スイカズラ、ツキヌキニンドウ、ツルウメモドキ、ツルハナナス、フジ、ルコウソウなど
紐に巻きひげを絡ませるフウセンカズラ
例:エンドウ、キュウリ、スイートピー、トウツルモドキ、トケイソウ、ニガウリ、フウセンカズラ、ブドウなど
ヘデラは付着根で体を支える
例:イワガラミ、ツルアジサイ、ツルマサキ、ナツヅタ、ノウゼンカズラ、ヘデラなど
■刺や鉤を引っ掛ける
例:イバラ、カギカズラ、サルカケミカン、ツルグミ、ナワシログミ、トウなど
このほか、ガーデニングで人気の「クレマチス」は、葉柄(ようへい)を巻きつけて伸びていくつる植物です。
つる植物の楽しみ方
アーチを覆うハニーサックル
■アーチに絡ませる
アーチというと、つるバラのイメージが強いかもしれませんね。スイカズラ科のハニーサックルは生育が旺盛で、数年でアーチを覆いつくし緑のトンネルを作り出します。 アケビやムベ、ブドウなどを絡ませても面白いでしょう。
ラティスフェンスに絡ませたクレマチス
つる植物の支持体としてポピュラーとなったラティスやトレリス。背景づくりには最適です。茎が巻き付いたり、付着根で貼りつくタイプには向いていますが、巻きひげタイプは自分ではうまく固定できません。巻き付きやすい麻紐などを渡してやるとよいでしょう。
■ネットを利用する
ゴーヤで緑のカーテンを
野菜用のネットを使えば、アサガオやゴーヤ、キュウリなどで緑のカーテンを作ることができます。
また、ナツヅタなどが家屋を覆っているのを目にすることがありますが、付着根で家屋が傷むこともあります。壁面にワイヤーネットを取りつけて、そこにつる植物を這わせると家屋の傷みを防ぐことができます。