2011年　最新エコマンションの実力とは？(2ページ目)

 

大きな中庭が中央部に
屋上には、太陽光発電パネルが設置

現地を訪れてまず驚くのが、エントランスホールからガラスウォールを抜けて見える大きな中庭です。 広い中庭を確保することで、風の道をつくると共に蓄熱を防ぎクールスポットになります。バルコニーや共用廊下側の開口部には、可動ルーバー面格子や開口制限ストッパーのついた窓を設置することで、住戸内の風の通りも良くできます。

この中庭には、温熱環境を測定するポールも設置され現在の気温なども確認できます。

また、遮熱性・断熱性の高いLow-Eガラスや緑のカーテン用フックを全戸に設置。室内への熱の伝導を抑えエネルギーの利用を少なくできます。  

省エネルギーの見える化
専用ホームページも活用

同マンションでは、入居者が居ながらにしてエコの進捗状況が確認できます。例えば、マンションの屋上の太陽光発電パネルで作られる電力量は、どのくらい共用部の電力として作られているかモニターによって確認できます。 過去の電力量の推移もこのモニターから確認できます。天気の良い日には共用部に使う電力のかなりの部分が、太陽光発電でまかなえるとのことです。

また、入居者専用のHPでは、レンタサイクルやレンタカーなどの使用・予約状況なども確認できます。中には、「あげます」「ください」のコーナーでは、不要なものを入居者同士でやりとりできます。

次ページでは、このマンションのガイドが思うエコな魅力を紹介します。