時短生活/調理を時短するコツ

話題のタジン鍋は時短クッキングの王道(2ページ目)

時短は楽しく、おしゃれに! がモットーのガイド。今回は「洗い物が少ない」ことをキーワードに、「お皿 de おしゃれに時短クッキング」の知恵を集めてみました。まずはシリーズ第一弾。タジン鍋で時短クッキングです。砂漠で生まれた調理器具のタジン鍋には、時短生活のための4つのポイントがぎっしりです!

ももせ いづみ

執筆者:ももせ いづみ

時短生活ガイド

付け合わせまで一緒に調理できる手軽さ

鳥のタジン

小ぶりのチキンの下には、じゃがいもが丸ごと敷き詰めてあります。モロッコのカサブランカにて。肉汁がたっぷりしみたじゃがいもは絶品! お肉も野菜も同時調理ができるから、エコでおいしいんです

タジン鍋のもうひとつの魅力は、主菜と一緒に付け合わせまで同時に調理できてしまうということ。お肉とお野菜、お魚とお野菜を同時に調理することで、おいしさも栄養も増えると同時に、調理の手間も省くというわけです。

タジン鍋は、そのとんがり帽子の内側を蒸気が流れて戻ってくることで、素材の味を引き出しながら上手に火を通していきます。この仕組みを効率よく利用するためにも、お肉やお魚はお野菜と一緒に調理するのがコツ。お野菜はお肉の油分やお魚のうまみでしっかりと火が通り、少ない調味料でもおいしく素材の味を引き出してくれます。

一発で主菜と副菜を同時調理。それってつまり、光熱費も節約するからエコってことでもありますよね。エコでヘルシー。水も燃料も少ない砂漠の国で生まれ育った知恵は、今の私たちの暮らしにも大いに役立つ知恵でもあるのです。


テーブルを演出してくれるイベント性

トマトのバースディプレート。

ただフルーツトマトを並べただけのバースデープレート。でも器のマジックでケーキみたいな存在感です。とんがり帽子の蓋を開けるときが、とっても楽しい

ガイドがタジン鍋が好きなのは、その機能の部分だけでなく、このお鍋を使うとなんだか楽しくて特別な感じを食卓で味わえるから。

たとえばこのとんがり帽子の蓋をしたままテーブルの真ん中に出して、家族の目の前で蓋を開ける。立ち上る湯気の中から、お肉のかたまりやお野菜が顔を出す。なんともインパクトのあるテーブル演出だと思いませんか?

また、調理をしなくてもこの特徴のある形状は、冷たいお料理の盛りつけなどにも活躍してくれます。写真は、ガイド宅で行ったお友達のお誕生パーティのために用意した、トマトのバースディプレート。甘い物が苦手な主賓のために、フルーツトマトにお花とろうそくをアレンジして、前菜プレートにしただけのものですが、テーブルに出して蓋を取ったときには歓声が上がりました。日常の食卓にも、こんな楽しいイベント感を上手に持ち込んで。切っただけのお野菜もごちそうに見せてしまう力が、タジン鍋にはあるように思います。

続いては、意外と収納場所を取るタジン鍋の欠点を解決してくれる、とっておきの一品! なんとシリコン性のタジン鍋もあるのです >>

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