観光の合間のオアシス、パリの公園・庭園
パリには、大小さまざまで特色豊かな450もの公園・庭園があります。日本とは違った造りの美しい庭園やパリジャンの日常が見える公園は、観光で疲れた体を心身共に癒してくれる存在。強行スケジュールで駆け抜ける旅行の合間に、ふと立ち止まって都会の中の自然に触れてみませんか。パリの中心、ルーブル美術館と隣合わせのチュイルリー庭園
ルーブル美術館とコンコルド広場の間に位置するチュイルリー庭園は、まさにパリのど真ん中にある名実ともにナンバーワンの庭園。オランジュリー美術館も実はこのチュイルリー庭園内にあります。設計はベルサイユ宮殿の広大な庭園を担当したル・ノートルで、典型的な西洋式庭園。幾何学的に整えられた緑が美しく、園内にはカフェもあるので、テラスでのんびりお茶するのも気持ちいいです。晴れた日には、庭園の中心にある噴水からコンコルド広場のオベリスク(記念柱)、シャンゼリゼ通り、凱旋門まで見渡すことができます。ルーブル美術館やオランジュリー美術館で名作を鑑賞した後は、ここで開放感を味わいながらリフレッシュするのがおすすめです。<DATA>
■Jardin des Tuileries
住所:113 rue de Rivoli 75001 Paris
アクセス:Tuileries(メトロ1)より徒歩0分
開園時間:7:00~21:00(3月最終日曜日~5/31)、7:00~23:00(6/1~8/31)、7:00~21:00(9/1~9月最終土曜日)、7:30~19:30(9月最終日曜日~3月最終土曜日)
休園日:無休
中庭と回廊のコントラストが特徴のパレ・ロワイヤル庭園
ルーブル美術館のすぐ北には、パレ・ロワイヤルという政府機関が入っている建物があり、庭園を囲んでいます。もともとはルイ13世の枢機卿リシュリューの住まいとして建てられたもので、現在も文化省や演劇の殿堂コメディ・フランセーズが入っているという由緒正しい文化の香りが息づく場所。南の中庭はストライプのさまざまな高さの円柱が立つモダンなデザインで、オードリー・ヘプバーン主演の映画「シャレード」にも登場します。緑が豊富な北の中庭を囲む回廊には最新モードのブランドや高級雑貨店が入っていて、ショッピングをしながら楽しく散歩できます。
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■Palais Royale
住所:6 rue de Montpensier 75001 Paris
アクセス:Palais Royale - Musée du Louvre(メトロ1、7)より徒歩1分
開園時間:7:00~20:30(10/1~3/31)、7:00~22:15(4/1~5/31)、7:00~21:30(9/1~9/30)
休園日:無休