パリ/パリの観光

パリの公園・庭園(2ページ目)

連日観光ばかりで疲れてしまうことってありませんか?パリには、観光スポットやショッピングエリアのすぐ近くに、ふらっと立ち寄れる公園がたくさんあります。自然に触れながら一息ついて、また動く元気をもらいましょう。

野口 裕子

執筆者:野口 裕子

フランスガイド

パリ市民の憩いの場、リュクサンブール庭園

リュクサンブール

メディチ家に縁の深い公園

左岸を代表する庭園といえば、サンジェルマン・デ・プレやカルチェラタンのすぐ南に位置するリュクサンブール庭園。庭園内にある上院議院の建物は、もともとはルネッサンス時代のイタリアの名家メディチ家から嫁いできたマリー・ド・メディシス(※)が住んだお屋敷であったことからメディチ家に縁の深い場所となっています。

現在は西洋式設計に沿って緑や草花が豊富に生い茂り、ママやベビーシッターがベビーカーを押したり子供を連れて散歩する風景がよく見られる親しみやすい庭園です。また2011年は閉館していますが、企画展専門のリュクサンブール美術館も敷地内。美術館隣のメディシスの噴水など、メディチ家にちなんだポイントはお見逃しなく。

東側にはテニスコートやペタンク広場、アスレチック施設などがあり、学校のない水曜や週末はとても活気のある雰囲気に。7月から8月にかけての夏休み期間には、野外コンサートも開催されています。

※メディチはイタリア語の発音、フランス語ではメディシスと発音します。

<DATA>
Jardin du Luxembourg
住所:2 rue Auguste Comte 75006 Paris
アクセス:Luxembourg(RER-B)より徒歩0分
開園時間:公式サイト
休園日:無休

貴族の香りがする由緒正しいヴォージュ広場

ヴォージュ

王の広場の名にふさわしい美しさ

人気のショッピングエリア、マレ地区にあるヴォージュ広場は、もともとは17世紀の国王アンリ4世時代に建てられた邸宅に囲まれた中庭で、別名「王の広場」。ドーム型の回廊が連なる建物は、かつては「レ・ミゼラブル」で有名な文豪ヴィクトル・ユゴーも住んでいました。その名残は今でも健在で、赤煉瓦の建物は当時のまま。地上階にはギャラリーやカフェが入っていますが、3つ星レストラン「アンブロワジー」や高級茶専門店「ダマン・フレール」もあり高貴な雰囲気。広場自体はそれほど大きくありませんが、マレ地区名物であるユダヤサンドイッチ、ファラフェルを頬張っている人も多く見かけます。砂場で子供が遊んでいたり、夏には噴水の所で水浴びをする人もいて、賑やかな雰囲気です。

<DATA>
■Place des Vosges
住所:Place des Vosges 75004 Paris
アクセス:Bastille(メトロ1、5、8)、Chemin Vert(メトロ8)より徒歩3分
開園時間:9:00~17:00(10月最終日曜日~2月最終日)、9:00~18:00(3/1~10月最終日曜日前日)
休園日:無休

実はパリジャンに大人気のビュット・ショーモン公園

ビュット・ショーモン

デートスポットとしても人気

パリジャンのジョギング・ポイントとして人気のあるビュット・ショーモン公園。最大の見どころは、中心の池の中に立つ急な崖のある小さな島。頂上にはタンプルと呼ばれる円型の小さな神殿があり、絶景パノラマポイントとなっていて、パリの町並みを見渡すことができます。静かな森の中をゆっくりと散歩できたり、芝生の上で横たわってのんびり過ごしたりと、ロマンチックな雰囲気のデートスポットとして知る人ぞ知る公園です。

<DATA>
■Parc des Buttes Chaumont
住所:1 rue Botzaris 75019 Paris
アクセス:Buttes Chaumont(メトロ7b)より徒歩0分
開園時間:7:00~20:00(10/1~4/30)、7:00~22:00(5/1~8/31)、7:00~21:00(9/1~9/30)
休園日:無休

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