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大卒就職内定率過去最低に!考えようお金のこと(2ページ目)

文部科学省の調査によると、今春大学・短大を卒業する学生の就職内定率が、調査をはじめてから過去最低になったそうだ。こんなとき一番の不安はお金のこと。だからこそ、お金のことを知っておくことは重要なのだ。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

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お金は増やすことができる 

お金は増やすことができる。

お金は増やすことができる。

もう1つ重要なことは、お金は増やすことができるという点だ。リスクとリターンの関係が成り立つのであれば、リスクをとればリターンを得ることはできる。つまり投資というリスクを負うことによってお金は増える可能性があるのだ。

実は、このことは学校ではほとんど教えてくれないが、知っているのと知らないのでは、長い時間がたったときにものすごい差となって現れてくる。なぜならば、投資は時間を味方にすることができるからだ。時間をかければかけるほど、リターンが大きくなる可能性を含んでいる。

時間を味方にするためには、スタートを早くきることが重要なポイントになる。同じ年に生まれた人であれば、10歳から始めるのと20歳から始めるのでは10年という時間の差ができてしまい、これはお金を増やすうえでは非常に大切な時間だ。

複利を利用する 

ただしお金を増やす場合には、複利を使うのが最も有効な手段だと思う。投資によって得られる利益を再度投資していくことで複利を使うことができるが、この力はバカにできない。

たとえば、1万円が10%増えて1万1000円になったら、儲かった分1000円をその場で使わずに、また投資に使う。同じ10%増えたとしたら、1万1000円は1万2100円になる。同じように1万3310円、1万4641円…となっていくのだ。この間何もしなくてもいい。ただ再投資をするだけで、お金は勝手に増えていく。

複利の力を使うには、やはり時間をかける必要がある。1年、2年では複利本来の力を発揮することはできないので、10年単位の時間がほしいところだ。そう考えると、スタート時期が早い者勝ちということになるのは言うまでもない。

私が投資を知ったのは20代後半で、もっと早く知っていればと後悔をしたことが何度もある。だからこそ、今の若い人たちには投資を知ってほしいと思うのだ。

早くから投資を始めて、就職活動をするころにはある程度のお金になっていれば、余裕を持って進路を考えることができるかもしれない。あるいは、海外に行く、起業をするという選択肢も見えるかもしれない。つまり、選択の幅が広がるのだ。選択肢は多ければ多いほどいいのだから、そのベースを作るためにもお金のことを考えてほしいと思う。

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