就職内定率過去最低の現実 

内定率は過去最低。超氷河期は続く。

内定率は過去最低。超氷河期は続く。

文部科学省の調査によると、今春卒業見込みの大学・短大生の就職内定率が、データを取り始めてから過去最低になったとのこと。(2010年12月1日現在)大学生は68.6%で前年同期よりも4.3ポイント減り、短大生は45.3%で同2.1ポイント減った。このままでは3月になっても相当厳しい数字が出てきそうな予感がするが、そうなると一番気がかりなのが、やっぱりお金のことだろう。

今春に卒業を迎える大学生にとっては、知っておけばよかったと思うこともけっこうあるはずだ。そして、今後就職活動をしていく大学生にとっては就活と同時に、お金の知識もしっかりと吸収してほしいと思う。もちろん、大学生だけではなくて、高校生や中学生、場合によっては小学校のうちからお金について考える機会を持つことは重要なことには違いない。なぜならば、お金を一生付き合っていく大切なパートナーにするためには、その知識はなくてはならない重要な要素だからだ。

お金は「目的」ではなく「手段」である 

まず知ってほしいことは、お金は「目的」ではなくて「手段」ということだ。つまり、お金を稼いだり、貯めたりすることは「目的」ではないし、お金を手にすることも「目的」ではない。

たとえば、1億円を手にすることが目的になってしまうと、いざ手に入れたときに使えなくなってしまう可能性がある。なぜならば、それが目的だったからだ。達成した後は、それを保とうとするために、使えなくなってしまう。しかし、お金は使わないと全く意味をなさないのは周知の事実だし、使わないのであればお金はただの紙切れだということも認識していることだと思う。

逆に考えるのであれば、何かに使うことによってお金は本来の役割を果たすことになる。たとえば車を買う、家を買うとか、食事をするという「目的」があって、それを実現させるための「手段」がお金なのだ。

だから、「1億円」は決して目的ではない。ここを間違えてしまうと、お金に縛られた人生を送ることになってしまう恐れがあることは認識してほしいことの1つ。といっても、何を隠そう、私も昔はお金が目的になっていた人間だ。とにかくお金を手にすることが重要なことであって、何に使うのか?を考えていなかった時期もある。そのときの自分を振り返ると、使うことにためらいがあったのは間違いない。せっかく貯めたお金だから、使うのは忍びないと思ってしまっていた。しかし、それでは全く意味をなさないし、何の楽しみもないことに、ある時気がついた。

使うからこそ喜びがあり楽しむことができる。そう思うようになってからは、お金は手段であることを強く認識し、今では自己実現や物欲を満たすための手段だと考えている。

次のページでは、もう1つ重要なポイントを見ていこうと思う。