第37回 円満「夫婦」の会話のネタ
20年以上前、東京のおじさん夫婦の家に泊めてもらったことがありました。夜、夫婦二人でテレビを観ながら笑っている姿がとても幸せそうだったのを鮮明に憶えています。そして今、我が家もそんな感じです。夜は基本的にテレビをつけて、見ながら晩ご飯を食べたり、PCに向かいながら「ながら見」してたりします。(お気に入りの番組は「ホンマでっか!?」「ケンミンSHOW」「きらきらアフロ」など)
あと、キホン無口なダンナとしゃべることと言えば、友達がどうしたこうしたとか、イベントのこととか、音楽や映画のこと。
ごくたまにですが、漫画も話題にのぼります。トイレに漫画や雑誌を置いているご家庭はけっこう多いかと思いますが、我が家でも棚に漫画がぎっしり詰まっています(通称「じゅんちゃん文庫」)。いっしょに読むことはないので(そりゃそうだ)、何かの機会に「あの漫画どうだった?」とか「あの漫画の続きは無いの?」とか、会話のネタになるのです。
もともと本も漫画も読まないダンナ(バリバリの理系)ですが、たとえば熊田プウ助さんや大久保ニューさんなどのゲイコミックだけでなく、内田春菊さんの作品や『女帝』など、意外なところにハマっている様がおもしろく、「なんだかんだ言ってもゲイテイストなのね」とほくそえんだりしています。(ちなみに僕が今ハマっているのは、池田理代子先生の『おにいさまへ…』)
いかに男くさくても、競馬や野球やゴルフじゃなく、音楽や映画や漫画の話で盛り上がれる人がいいなあ、よかったなあ、としみじみ思う、今日この頃でした。