大学や学校関係など業務が年度を中心に動く場合、3月末(年度の切替)にシステム導入するのが基本。会計システムなら会社の期単位で導入するのが一般的です。詳しくは会計ソフトのベストな導入時期をどうぞ。
では、一般的なシステムではいつシステム導入すればよいのでしょうか。結論から言うと必要になった時に導入するのが一番です。
サーバーOSのサポートが切れる時
サーバーOSのサポートが切れた時がシステム導入のタイミング
OSのサポートが切れてもインターネットに接続せずクローズな環境で使うのなら影響はありませんので、そのまま使い続ける選択肢があります。ただサーバーにハード的故障が起きると、メーカーサポートがきれているので古いOSが動くサーバーを手にいれるのが大変。そこで、何かあった時の保険として稼働しているサーバーと同じサーバーをオークションなどで手に入れている企業があります。中には部品取りするためだけにもう一台サーバーを買っている企業もあります。
サーバーから変な音がしたり処理能力不足を感じた時、新しいサーバーへのリプレースが必要ですが、サーバーOSが変わると同様の問題が発生します。古いバージョンのOSサポートがきれていない場合、ダウングレードで対応できるケースがあります。ダウングレードとは、新しいバージョンではなく古いバージョンのソフトを入れること。きちんとライセンスを確保しているので、元のライセンスOSに戻すことは可能。注意が必要なのは、いつまでダウンロード権が使えるか期間やOEMの場合にダウンロード権がついていないケースがある点です。
リースアップ時
リースアップ時がシステム導入のタイミング
トラブルなどで開発が間に合わず、リースアップ日になっても新システムが稼働しないこともありえます。開発がずれこんだ分、リースを延ばしてもらえるようリース会社と事前に折衝しておくことが重要です。また開発断念というケースも考えらます。保険として既存システムを使い続ける場合の話し合いを、リース会社と事前にしておいた方がよいでしょう。