プリンスエドワード島へ!
陸海空、いずれからもアクセス可能
町と同じく、空港もコンパクト (C) Tourism Prince Edward Island
■空路でアクセス
日本からの直行便はなく、乗り継ぎ便で。プリンスエドワード島はカナダ東海岸にあるため、アクセスが限られ、特に同日乗り継ぎでの到着となると、成田からエアカナダのトロント行き直行便に乗ることが必須条件。ここからシャーロットタウンへの直行便に乗り継げば、現地到着が23時過ぎと遅くなりますが、同日到着が可能です。所要時間は成田・トロント間が往路約12時間、復路約13時間。トロント・シャーロットタウン間は往路2時間、復路2時間20分。ジョット気流の影響で、西から東への移動となる往路の方が追い風となり、所要時間が若干短くなります。
同日中に到着できるパターンはこれだけなので、チケット確保も困難。ただ、せっかく遠くカナダまで来るのですから、トロントやナイアガラの滝、秋の紅葉が有名なメープル街道などの観光ポイントと組み合わせ、余裕のある日程で楽しんでみてはいかが?
■鉄道やバス、陸路でアクセス
全長12.9kmのコンフェデレーションブリッジ (C) Tourism Prince Edward Island
そして、モンクトンへはVIA鉄道がモントリオールからの夜行列車オーシャン号を運行。モントリオールからモンクトンを経由し、ハリファックスまで運行されている夜行列車で、一番豪華なシャワー付きの2名用個室寝台から一般の座席車まで、予算に合わせた幅広いチョイスが可能です。
コンフェデレーションブリッジは強風や悪天候の際には閉鎖されることもあります。特に冬場はその頻度が高くなるのでご注意を。また、コンフェデレーションブリッジは島から出るときのみ料金を徴収されます。料金は通常の乗用車でれば、43.25カナダドルです。
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■Acadian
料金:大人33.75カナダドル、子供(5~12歳)20.25カナダドル、シニア・学生28.7カナダドル(いずれも税別)
所要時間:約3時間から3時間30分(バスにより異なる)
運行頻度:1日2往復
■VIA Rail Ocean
料金:シーズン、クラスにより異なる。夏場のモントリオールからモンクトンの料金は一般座席車が165カナダドル~、2名個室寝台が1人330カナダドル~
所要時間:モントリオール~モンクトン18時間、モントリオール~ハリファックス22時間40分
運行頻度:週3往復、モントリオール発水・金・日曜、ハリファックス発火・金・日曜
■フェリーを使って、海路でアクセス
75分の船旅はちょうど良い休憩にも (C) Tourism Prince Edward Island
ガイドのおススメは、モンクトンまで列車を利用し、そこからレンタカー。橋で島に渡り、島からはフェリーで出て、ノバスコシア州の州都ハリファックスまでドライブというルート。ハリファックスはカナダ東海岸最大の町で、ヨーロッパ方面への玄関口。日本ではあまり知られていない町ですが、郊外にある世界遺産指定地域ルーネンバーグまでドライブする通称ライトハウスルートは欧米からの観光客に高い人気。一味違う旅をお求めの人におススメです。
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■NFL Ferries
料金:大人17カナダドル、シニア(60歳以上)15カナダドル、12歳以下の子供は無料。車の場合は、20フィート(約7m)以下の車であれば、乗客の人数に関わらず、一律64カナダドル。コンフェデレーションブリッジと同じく、島から出る時だけ料金が徴収される
所要時間:1時間15分
運行期間:5月1日~12月20日
■空港へのアクセス
空港は町から約15分の距離。シャトルバスなどの公共交通機関はなく、タクシー利用が一般的。市内への料金は固定料金が利用され、1人11カナダドル+チップ(端数切り上げ程度)が基本料金。以降1人増えるごとに、3カナダドルが加算されるというシステムです。また、さらに安く!という人には相乗り料金適用のタクシーもあります。この場合、1人8カナダドル+チップが基本料金です。
こうしたタクシーなどの利用が面倒という場合は、現地の日系旅行会社に問い合わせを。
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■Prince Edward Tours
TEL:1-902-566-5466(日本語可)
■PEI Select Tours
TEL:1-902-963-4000(日本語可)
両社ともにプリンスエドワード島で各種ツアーを催行