第4位 ゴーストトリック
犬でありながら、登場人物中最も勇気あふれるミサイルが、あまりに可愛くてたまりません。
逆転裁判シリーズを手掛けた巧 舟(たくみ しゅう)さんによる新規軸のアドベンチャーで、死んでタマシイになってしまった主人公が、死んだことによって手に入れた、モノにとりついたり、操ったりする能力を使って、夜明けまでに自分が死んだ事件の謎を解き明かすというストーリー。次々と目の前で死んでいく登場人物を、その能力を使って助けていくというゲームの仕掛けそのものも大変面白いんですが、さらに面白いのがむしろその登場人物達。
頭に肉の形の帽子をかぶった肉料理レストランのウエイトレスとか、人間よりも勇猛果敢なポメラニアンとか、謎の踊りを踊りまくる刑務所の看守とか、しゃべる電気スタンドとか、とにかくまあ出てくるキャラクター全部が全部、ヒロインからチョイ役の下っ端刑事に至るまでみんながみんな変な奴ばっかり! しかも、それが動く動く。3Dでモデルを作り、動きをつけて、さらに2Dのドットアニメーションに落とし込むという、聞いただけでものすごく面倒な作業をしてるそうで、ちょっと他のゲームでは見たことないぐらい、滑らかに、少し不思議な感覚で、しかも奇天烈な動きをしまくります。
これが、主人公のトリツク、アヤツル、といった能力に反応して、さらに色んなことが起こるわけですから、本当に眺めてるだけで楽しい。今のシーンもう一回! といいたくなる、そんなアドベンチャーなんです。
第3位 斬撃のレギンレイヴ
見上げるような巨神をなぎ倒していくのがたまりません。ハンマーを使った渾身の一撃なんかも、快感そのもの。
レギンレイヴはフレイ、フレイヤという兄妹の神様を操り、巨神と呼ばれる数メートルから、数十メートルにも及ぶ巨大な化け物達の群れを倒しまくるゲームです。2人の兄妹のどちらかをプレイヤーキャラクターとし、さらに剣やハンマー、弓や魔法の杖といった武器を選んで戦います。それぞれ、剣やハンマーならWiiリモコンを振り、弓ならポインターで狙いをつけてヌンチャクで引き絞る、といった具合に武器に応じた動作でWiiリモコンを扱います。
さあ、決戦の地、向こうからゆっくりと近づいてくる巨神達は、地平線を覆うような大群。仲間の人間たちは、あまりの大軍隊に尻込みし、恐怖の声をあげます。あなたは1人先頭に立ち、右手に握る爆炎の杖をかざします。ポインターで狙いを定め、ボタンを押すと、杖の先端に魔力が集まります。数秒後、たまった魔力が小さな火球となって、杖から弾けるように巨神の群れへと飛んでいきます。着弾した瞬間、轟音。50メートルを巻き込む巨大な爆炎、真っ赤な画面、バラバラになる巨神、ダメージテキストが滝のように流れます。
脳天から背筋を貫く快感がたまりません。まるで、ドラゴンクエストシリーズのイオナズンを実際に撃ったような、そんな最高の迫力、これこそがレギンレイヴの醍醐味です。
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さあいよいよ、第2位、そして第1位の発表です!