PSP goいよいよ発売!

PSP goの図
PSP goの登場は、果たしてゲーム業界にどのような影響を与えるのでしょうか。
2009年6月に北米で開催されたElectronic Entertainment Expo 2009(以下E3)でソニー・コンピュータエンタテインメント(以下SCE)が発表したPSPの新型、PSP goがいよいよ2009年11月1日に発売です。UMDを廃止して、本体に16GBの保存用メモリを標準搭載。スライド式でコントローラー部分を画面部分に重ねるように収納でき、従来よりも遥かに小型になった新しいPSPの登場です。

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注目されるのは当然、どのくらい売れるのかということでしょう。PSP goはただの新型ハードではなく、オンラインダウンロード販売専用ハードです。PSP goがたくさん売れるということはゲーム業界のビジネスの構造に変化をもたらすということでもあります。

しかし、新しいことをはじめる時はいつでもそうなのかもしれませんが、PSP goには、たくさんの壁が立ちはだかっているようです。PSP goが抱える不安要素を、整理してお話していきたいと思います。

不安1 UMD版のインストール不可

不安がるPSP goの図
発表から半年待たずに発売。用意周到に外堀を埋めて準備万端の発進、とはなかなか行かない模様です。
まず1つ目は、UMDが使えないということ。PSP goには今までPSPのゲームに使われていたUMDを格納するスロットがありません。基本的には、オンラインに接続し、PlayStation Storeからソフトをダウンロードすることでゲームを遊ぶことができます。

そうすると問題がありまして、現時点で持っているPSPのゲームソフトは、PSP goでは遊べないことになります。また今後、パッケージ版のみの販売でPlayStation Storeでオンライン販売されないソフトがあるとしたら、それはPSP goで遊ぶことができないゲームということになります。多くのソフトがダウンロード版でも発売されると予想されますが、SCEは全てのPSPタイトルに関するダウンロード版発売の保障はしていません。

こういった問題に対して、当初はユーザーが所有しているUMDをPSP goのメモリにインストールする方法が検討されていました。E3直後にガイドがSCE広報さんに伺った時も、前向きに検討しているとのお話でした。しかし、どうやら現時点では著作権などの処理が難しく、結局インストールする方法が提供されないまま発売することになる模様です。

従来のPSPであれば、UMDはもちろん使えますし、ダウンロード専用ソフトもメモリースティック デュオ(以下メモステ)にダウンロードすればいいので、全てのゲームを遊ぶのに支障がありません。パッケージ版とダウンロード版から好きな方を選ぶこともできます。そうすると、どうしてもPSP goというハードの立ち位置は難しいものになります。これが1つ目の不安です。

次は、価格と、販路の不安についてお話します。