未来への布石

DCをしのぶPSP goの図
ドリームキャストは、本当にユーザーをドキドキさせてくれるいいハードでした。(イラスト 橋本モチチ
これはガイドの個人的な感覚なんですが、PSP goには、なんというか、かつてのプラットフォームホルダーだった頃のセガのにおいがします。たくさんの問題はあるんです、不安もあるんです、それでも時代の流れを加速するように突っ走ってしまうような。

当時のセガという存在を振り返ると、商売の巧みさのようなところで言えば大変に危ういところもあったかもしれませんが、時代には必要な存在だったような気がします。ドリームキャストの到来は、コンシューマーゲーム業界にオンラインの息吹をもたらしました。ドリームキャストに電話線を繋げて、初めてファンタシースターオンラインをした時の感動は忘れることができません。まさにドリームキャスト、夢を広げるハードでしたね。

携帯ゲームハードが大容量のメモリを搭載して、メディアレスになっていくというのは、大きな時代の流れからするとそれほど間違っていないように思います。ただ、ドリームキャストの時もそうであったように、変革を起こすには時間がかかりますし、乗り越えなければいけない問題が山のように出てきます。しかし、誰かがやってみなければ、何が大変で、何が問題で、どうやって解決するのか、それらはなかなか顕在化すらしません。

PSP goが発売されることで噴出した問題点、不安点は、そのままこれから先ゲームハードがオンラインサービスを充実させていく時に解決しなくてはいけない問題点でもあります。パッケージ版との兼ね合い、大容量メモリを搭載した際のハードの価格、既存流通の反発。

現時点においてはPSP goがたくさん売れて、PSPファミリーの中でスタンダードになるのはかなり難しいでしょう。SCEもそれが分かっているから、PSP-3000と併売しますし、PSP-3000がより買いやすくなるような値下げも行なっています。

それでも、PSP goのチャレンジには大きな意味を感じます。ドリームキャストが夢を広げてくれたように、PSP goはgoという名の下に、時代の先を行ってくれるかも、しれません。

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