音楽プレイヤーはゲームを、ゲームハードは音楽を

iPod touchの図
OSはオペーレーティングシステムの略。PCで言えば、WindowsやMac OSが新ヴァージョンになって基本機能が多く変わる、というイメージです。
アップルは2009年6月18日にiPhone向けの最新OS、iPhone OS 3.0、そしてそのiPod touch版であるiPhone 3.0 Software Update for iPod touchをリリースしました。これをiPhoneやiPodn touchにインストールすることで実に100以上の新機能が使えるようになるとのことですが、その中にはゲームに関するものも多数盛り込まれています。

また、ソニー・コンピュータエンタテインメント(以下SCE)はその半月程前、2009年6月2日から開催されたアメリカのゲームイベント、Electronic Entertainment Expoで新型PSPのPSP goを発表しました。こちらは、ゲームに加え、音楽や動画をPSPで鑑賞するための様々な工夫がなされたハードになっています。

ゲーム分野を意欲的に取り込むiPod touch、iPhone、音楽や動画を取り込むPSP go。両者の思惑とは何なのでしょうか。アップルやSCEの動きを解説しつつ、考えてみたいと思います。

ゲームハードとして完成度を高めるiPhone、iPod touch

Bluetoothで対戦するの図
これまではオンラインに接続しないと対戦ができませんでしたが、これからは近くにあるiPod touchやiPhoneと簡単に通信して遊ぶことができます
アップルは2008年7月にiPod touchやiPhone向けのアプリケーションを販売するオンラインショップ、App Storeのサービスを開始して以来、従来からあった音楽や映像といったコンテンツに加え、ゲーム分野に関しても実に積極的な動きを見せるようになりました。

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今回のアップデートでも、ゲーム関連の追加機能がたくさん用意されています。例えば、オンラインを介さず、Bluetoothで近くにあるiPhoneやiPod touchと無線通信をして2人同時プレイができたり、ゲーム中にコンテンツの追加ダウンロードができたり、iPhoneやiPod touchの中にある音楽を、ゲーム中にBGMとして使用するなど、盛りだくさんです。

これらの機能は、ゲームの歴史の中では必ずしも目新しいものでない部分もあります。ですが、アップルがiPhoneやiPod touchをゲームハードとしてより高い完成度にするために、今回のアップデートで、必要な機能やあった方がいい機能をきっちりと搭載させた、とも言えます。これまで以上にゲームコンテンツを取り込んでいきますよ、その準備をしっかりしていますよ、そんな意思表示にも感じます。

ゲームコンテンツを意欲的に取り込んでいくアップル。反対に、SCEはPSPをマルチメディアプレイヤーとして進化させるPSP goを発表しました。