らくらく無線スタートで簡単設定
右がらくらくスタートボタン。このボタンだけで接続設定できる
Aterm WM3500Rは、らくらく無線スタート機能を装備。本体側面の「らくらくスタートボタン」を押すだけで、SSIDや暗号化キーなどの各種情報を子機側に自動転送し、設定が完了する。ネットブックなどだけではなく、らくらく無線スタート機能に対応しているニンテンドーDS、Wii、PSP、PLAYSTATION 3などのゲーム機もワンタッチで接続できる。ただし、コレガやプラネックスが採用している簡単設定のWPSには、まだ未対応だ(2010年12月現在。今後のファームウエアのバージョンアップで対応予定)。
屋外での通信には十分な速度
速度計測は価格.comの「ブロードバンドスピードテスト」を使用した
今回、無線LAN機器がないノートパソコンにプラネックス社の「MZK-MF300N」を子機として11nで接続し、速度を計測したところ、下りで5.3Mbpsを記録。他社の11n対応無線LAN子機を使ったり場所を変えたりして試してみたが、同程度の速度だった。また別のネットブック(無線LAN機能付き)を使って、11gでも接続してみたが、下りで1~3Mbps程度を記録した。
もちろん使用する場所や環境にもよるが、平均してこれくらいの速度があれば、快適にネットが使えるだろう。
屋内のアクセスポイントとしても利用可
クレードルを利用すると有線接続もできる
専用のクレードルを利用すれば、有線接続も可能。もちろん、無線LANで接続することもできるので、両方の環境があるようなオフィスでは特に便利だろう。AtermWM3500RはUSBでも接続できるので、LAN端子や無線LAN機能のないコンピュータでも使うことができる。
移動中にも気にならない大きさ
パスポートと比べても、一回り小さいぐらいだ
厚みは若干あるものの、大きさはiPhone 4とほとんど同じサイズ。重さも約120gと軽く、気軽に持って歩ける。ただ、表面がつるつるしているので若干滑りやすい感がある。実際に使っていて一度手からすり抜けたことがあり、取り扱いに少し注意した方がいいかもしれない。カラーバリエーションは、シルキーホワイト、プラチナブラック、マーズレッドの3色となっている。
この速さとスタミナでこの価格なら買い
小型軽量でありながら、速度も十分に速く、高性能で電池のスタミナも実使用上問題ない。WiMAXを新規で契約するのであれば、キャンペーンなどで数千円で購入できる場合もあるだろう。
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Aterm WM3500R