文章 : 佐藤 明男(All About「男のヘアケア」前ガイド)
「レコーディングダイエット」の要領でつくる
「抜け毛・薄毛予防ダイアリー」
来年の手帳はもう買いましたか?
ここで提案する「抜け毛・薄毛予防ダイアリー」は、一般的な手帳で誰でもカンタンにつくれるものです。話が飛んで恐縮ですが「レコーディングダイエット」をご存じですか?これは「何を食べたか」「その総カロリーはどのくらいだったか」「体重はどう変化したか」などを毎日コツコツ記録して食生活を振り返り、ダイエットの意識を高める手法のこと。通称「オタキング」、元東京大学非常勤講師の岡田斗司夫さんが、この方法で117キロ→62キロもの減量に成功して話題になりました。
私が提案する「抜け毛・薄毛予防ダイアリー」もこのレコーディングダイエットの要領と同じ。髪の毛、頭皮に良いこと、悪いことや目標、その結果などを手帳に書き留めて「見える化」することで、モチベーションを上げ、抜け毛・薄毛対策の内容を確認、意識を高めていくことが狙いです。
では、早速作り方を説明しましょう!
薄毛対策と日常のスケジュール
両方を書き込むことがポイント
薄毛予防ダイアリーで提案しているのは、マンスリーページとウィークリーページの2カ所で書き留めるスタイルです。まずはマンスリーページから始めましょう。下の画像を見てください。
最初、メモ欄に抜け毛・薄毛対策につながる目標を書きこみます。上の例は4月なので、抜け毛・薄毛の大敵である「ストレスをためない」、さらに新人歓迎など飲み会が多い季節をふまえて「飲みすぎない」ように、週に2日の休肝日をつくることとしました。
他の月の例としては、初夏の5月なら「紫外線対策として休日の外出には帽子を被る」、6~7月には「梅雨のジメジメによる頭の蒸れに注意する」「汗をたくさんかいたらシャンプーを念入りに」、などでもいいですね。
続いて、髪の毛、頭皮に良い影響を与える目標や工夫を日別に書きこみます。メモ欄に書いた月別目標に合わせて「休肝日」、月曜の仕事に備えてリラックスするための「ゆっくり入浴」、重要なプレゼン後のごほうびとして、サロンでの「月1回集中シャンプー」、などを書き込んでみました。
なお、この「抜け毛・薄毛予防ダイアリー」は通常のダイアリーを兼ねています。したがって当然、仕事やプライベートのスケジュールも書きこんでOK。通常のスケジュール帳と薄毛予防対策の書き込みが併記された状態になるわけです。
こうすれば仕事の忙しさ、プライベートの充実度なども一緒に振り返ることができ、髪の毛、頭皮の健康状態をはかるバロメーターとしての機能も果たせると思います。
次ページでは、ウィークリーページの書きこみ方を紹介します。