企業のIT活用/検索エンジン/SEO

ヤフーの検索結果がGoogleになった背景(2ページ目)

2010年12月から、ヤフーの検索結果とGoogleの検索結果が同じになりました。日本ではヤフー・ユーザーが多いため、各サイトではどちらかというとヤフー重視で検索エンジン対策をしていました。ところがヤフーが独自の検索エンジンをやめ、Googleを採用したことから前提が大きく変わってしまいました。今回は、なぜヤフーが独自の検索エンジンをやめたのか、その背景を解説します。

水谷 哲也

執筆者:水谷 哲也

企業のIT活用ガイド


昔、ヤフーはGoogleを使っていた

昔、ヤフーの検索エンジンにGoogleを使っていた

昔、ヤフーの検索エンジンにGoogleを使っていた

昔、ヤフーの検索エンジンはGoogleを使っていました。もともとヤフーはカテゴリー検索から始まった検索エンジン。図書館の司書のようにサイトを人間が見て、一番ふさわしいカテゴリー(分類)に入れていました。ユーザーは図書館で本を探すように大分類からカテゴリーをたどっていくと求めるサイトにたどりつけました。

当時はロボット検索の技術がそれほど発達していなかったためノイズ(求めるもの以外の情報)が多く、求める情報を見つけるにはヤフーが質がよく最適でした。インターネットの発達とともにサイト数が増えるにつれ、人海戦術では追いつかなくなってきました。また検索ニーズが多様化したこともありカテゴリーだけでは対応しづらくなってきました。そこでヤフーのカテゴリーとロボット検索を併用し、検索結果の上にカテゴリー、下にロボット検索結果を表示し、質と量を求めるユーザーに対応することにしました。

1998年5月からNTTが開発した検索エンジンGooを採用。2001年4月からはGoogleに切り替えしました。その後はGoogleをずっと使っていたのですがアメリカのヤフーがInktomiを買収し、YSTという独自の検索エンジンを開発。Googleと遜色がなかったので日本でも2004年5月からYSTに切り替えたのです。ですので歴史的には、またGoogleに切り替わるだけです。

12月からヤフーとGoogleの検索結果が一緒に

ヤフーの検索結果とGoogleの検索結果が一緒に

ヤフーの検索結果とGoogleの検索結果が一緒に

2010年7月27日、ヤフーからGoogle検索エンジンを採用すると発表。全てがGoogle検索結果に置きかわるわけではなく、Yahoo!知恵袋などYahoo!独自のコンテンツ前後に挟まれる形で表示されます。反対にGoogle検索結果に出てくる画像や地図情報はヤフーには出てきません。

切り替え時期については、なるべく早くとあるだけで記載はありませんでしたが11月下旬には検索結果に変化が出始め、2010年12月1日には完全に置き換わったようです。ヤフーが提供していたウェブマスター向けツールであるYahoo!検索サイトエクスプローラーが、11月13日にサービス停止。ネット上では近々切り替わりそうだという情報は流れていました。

ヤフー検索エンジンだけでなく、検索連動型広告配信システムについてもGoogleシステムを採用することに。ヤフー独自の広告にGoogle広告(Adsense)が加わることになります。

検索エンジン、検索連動型広告配信システムに関するヤフーとGoolgleの契約期間は2年ですが、双方が合意すれば2年ずつ延長することになっています。

問題は、今までヤフーの検索エンジン「YST」を使っていた検索エンジンの動向です。infoseek(楽天)はマイクロソフトと同様に公正取引委員会へ異議申立。フレッシュアイはNEVER(ネイバー)の検索エンジンを採用することになりました。エキサイトは発表がありませんが、2006年に検索エンジンをGoogleからYSTに切り替えた経緯があります。

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