マカオでの食事にかかる費用
マカオの高級レストランにはミシュランで星を獲得しているところも多い。写真はアルティラにある中国料理レストラン「帝影樓(Ying)」
グルメパラダイスとして注目を浴びるマカオ。レストランの数は多く、リーズナブルなお店から高級店まで選択肢も豊富。旅の予算に応じてレストランを使い分けることができます。
この本で星を獲得したのはマカオを代表する高級カジノリゾート内のレストランばかり
高級レストランの代表格といえるのが、リゾートホテル内に居を構えるようなレストラン。こういったお店の場合、サービスもかなりきちっとしていますし、比較的英語も通じます。予算はズバリ何をオーダーするかによって大きく変動しますが、例えば中国料理の場合、アワビ、フカヒレ、燕の巣、北京ダックといった高級食材を使ったメニューやビンテージもののワインなどはどうしても価格が高くなります。一般的な食材を使ったメニューだと、そんなに特別高いという印象はないはず。だいたいディナータイムのドリンク込みで1人あたり300~500パタカが相場。こういった高級店でも、ランチタイムにはお得なセットメニューや飲茶(点心)を用意していることがありますのでお勧めです。ランチの相場はだいたい1人当たり100~200パタカくらいになります。ちなみに、高級食材を使ったメニューの価格も、日本に比べれば驚くほど格安に設定されています。
ローカル色いっぱいの茶餐廳(格安レストラン)のイメージ
格安レストランといえば「茶餐廳」と呼ばれるスタイルの店。直訳すると「カフェ・レストラン」ですが、いわば大衆食堂といった方がイメージしやすいかも。定食メニューやお粥、ヌードルといった種類のメニューが豊富です。予算は一食あたりだいたい30パタカ前後から。
おなじみマクドナルドも日本とは少し違った商品構成
早く、安くということでしたら、ファストフードやフードコートという選択肢も。ファストフードはマクドナルドがあり、日本より少しリーズナブルな価格設定。フードコートはヴェネチアン・マカオのショッピングモールやニュー・ヤオハン、マカオ・スクエアなどにあります。
メンバーシップカードの一例。各カジノリゾートが独自のサービスを展開
ちなみに、カジノ・リゾート内のレストランでは、メンバーシップカードの提示で5~10%ほどの割引サービスを受けられる店も多くあります。もともとカジノ・リゾートは「カジノ」での儲けを追求する性格上、レストランの価格や宿泊費は他の都市の同レベルのものに比べて格段に安く設定されています(それもカジノへの集客のためといってしまえばそれまでなのですが……)。フェリーターミナルや市内各所とカジノ・リゾートを結ぶ無料シャトルバスが頻繁に運行されているのもそのため。こうしたマカオの事情をうまく利用して、お得に旅を楽しむのがマカオ旅行のコツといえます。
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マカオの宿泊費